ITエンジニアやコンサルタントの方には
ビジネスやテクノロジーが
大きく変化している時代だからこそ
キャリア設計図を描くことをお勧めします

藤田孝弘さん
Spring転職エージェント(世界最大の総合人財サービス企業・アデコグループの転職エージェント) IT&エンジニアリング紹介部 課長 シニアコンサルタント

人事系コンサルティング会社にて人材採用と教育・人事制度関連のコンサルティングに従事。その後、IT業界専門の人材スカウト企業を経て、2004年にアデコ入社。人材紹介部(現:Spring転職エージェント)の立ち上げに関わり、200名以上の大組織に育て上げてきた中心メンバーの一人。一貫してITエンジニア、IT・戦略コンサルタントを担当してきた。

コンサルタント200名以上の大組織に成長した

   2017年、アデコの転職支援サービスのブランド名は「Spring転職エージェント」に変わりましたが、私が入社したのは2004年です。アデコの人材紹介部が立ち上がって間もなくのことで、当時はまだメンバーが7~8名しかいませんでした。そこから徐々に成長を遂げ、現在は東名阪で200名を超えるコンサルタントが活躍する大組織に成長しました。それとともに、アデコの人材紹介の知名度も高まっています。最初の頃は、「アデコ=人材派遣」のイメージを払拭するのが大変でしたが、最近はその苦労がかなり少なくなってきました。これからはSpring転職エージェントの立ち上げ期ということで、ドキドキしています。

   Spring転職エージェントの強みは、大きく分けて3つあります。1つ目は「求人数と求人の質」です。世界最大の総合人財サービス企業・アデコグループの強みを最大限に活かして、全方位的にサービスを展開しています。2つ目は職種別に整えられた組織体制です。「管理部門系」「営業・マーケティング系」「IT・エンジニアリング系」「ライフサイエンス・メディカル系」と組織を専門職種ごとに分けることで、職種・業界動向に精通したコンサルタントを育成し、質の高いサービスを提供しています。ちなみに、私は一貫してITエンジニアとIT・戦略コンサルタントを担当してきました。特に最近は、主に30代~40代のミドル層・アッパー層の方に求人をご提案する機会が多く、比較的上位層の案件を得意としています。

   3つ目は、一人のコンサルタントが企業と求職者の双方と直接会い、インタビューする「360度式コンサルティング」です。360度式コンサルティングを行うことで、求職者の方々には求人票には書かれていない企業の生の情報を提供でき、企業には求職者の方のレジュメには記載されていない魅力や強みなどの情報を細かく提供できるのです。もちろん、他のコンサルタントとも密に連携し、こまめに情報を共有しています。

求職者の考えや想いが自分に乗り移るまで、とことんお話ししたい

   私は前職、前々職も含めると、20年以上に亘って人材コンサルタントの経験を積んできました。もちろん経験の積み上げはあるのですが、同時に情報・知識を常に新鮮に保つ努力を怠らないようにしてきました。

   私は昔から、求職者の方々に寄り添うタイプのコンサルタントでした。できることなら、求職者の考えや想いが自分に乗り移るまで、とことんお話ししたいと思い続けてきました。特に、転職を迷っている方、今後のキャリアに悩んでいる方とは、時間をかけて面談したい気持ちがあり、以前は平気で3時間、4時間の面談を行っていました。そのくらいお話しすると、その方の考えや想いが自然とわかるようになってくるのです。そして、「実は、このような企業やポジションもありなのでは?」と面白い提案もできるようになります。

   企業に対しては、いつも求職者目線でインタビューするようにしています。そうやってお話を伺っていると、その企業やポジションに合致する求職者が自然と思い浮かんでくるのです。なお、求職者の方から、ご自身の勤めていた企業について伺うケースもよくあります。私はそうした情報も加味しながら、求職者の方々により良い求人情報をお届けしようと努めています。

   また、私は企業の方々とお話しするなかで、新たな求人のご提案をすることがあります。その提案が実現すれば、少なくとも一定期間、それはSpring転職エージェントだけの求人案件になります。こうした独占案件は決して多いわけではありませんが、タイミングが良ければご紹介できるかもしれません。

依然として大量採用が多いため、優良企業の判別が難しい

   私の専門分野であるITエンジニア、IT・戦略コンサルタントの採用動向をお話しすると、昨年同様、2017年も大量採用が数多く見られます。特にIT・戦略コンサルタントのニーズが高まっています。これは一見良いことのように思えるかもしれませんが、そうとも言えません。企業の善し悪しの見極めが付きにくいという問題があるからです。現状では、本当の優良企業も、実はあまりビジネスがうまくいっていない企業も、どちらも大量採用を行っているため、採用しているから良い企業とは言い切れないのです。

   なぜ企業の見極めが問題になるかといえば、現在は売り手市場のITエンジニアですが、これからは厳しい状況に立たされる恐れがあるからです。IT業界内では、ユーザーのITリテラシーが全般的に高まり、他方でクラウドサービスや開発ツールが充実してきました。そのため、多少のIT知識があれば、ITエンジニアがいなくても簡単なシステムを構築できる環境が整いつつあるのです。この状況が進めば、ITエンジニアの仕事が徐々に奪われていくことになります。まだ大きな問題にはなっていませんが、今後、その流れが強まってきたときには、ビジネスで苦労するSIベンダー、仕事を失うITエンジニアが出てくる可能性があります。また、従来のSIベンダーだけでなく、クラウド専業ベンダーやSIベンダー以外の競合企業が増えており、業界地図が大きく変わっていく未来も十分にあり得ます。

   さらに、ご存じの通り、AIや機械学習といった新たなテクノロジーが急速に発展を見せています。ERPパッケージなどがすでにレガシーとなってきた一方で、最近では業務効率化のためにAIを活用するコンサルティングファームが出てきています。当然ながら、ITエンジニア、IT・戦略コンサルタントは、こうした流れについていかなくてはなりません。

   このようにビジネスやテクノロジーが大きく変化している時代だからこそ、これからの荒波を乗り切っていける企業かどうかを見極めたいのですが、先ほどお伝えした通り、現状は優良企業の判別が難しい。そこで重要になるのが、「キャリア設計図」です。業界・ビジネス・社会の流れを注視しながら、その流れのなかで自分が何にチャレンジしたいのか、何を続けていきたいのかを明らかにして、今後のキャリア設計図を描くことが重要なのです。キャリア設計図がしっかりしていれば、たとえ企業の見極めを間違ったとしても、自分のキャリアを築いていくことができるからです。

   たとえば、最近のインターネット企業では、OS・Webサーバ・データベース・プログラミング・フロントエンドのすべてに秀でた「フルスタック・エンジニア」の求人が増えていますが、分業を進めてきた従来のSIベンダーにはフルスタック・エンジニアが少なく、ミスマッチが起きています。もちろん、今まで通りにPL・PMを目指してキャリアアップしていく道、業務知識に詳しい業界のスペシャリストとして生きていく道、IT・戦略コンサルタントなどに転身する道もありますが、ITエンジニアがテクノロジーに強みを見出していこうと思ったら、フルスタック・エンジニアを目指すか、AI・機械学習などのスペシャリストになっていく必要があるでしょう。当然、どの道を選ぶかによって、こちらがご紹介する案件は変わります。すべてはキャリア設計図次第なのです。

   私は、このキャリア設計図をつくる段階から、ぜひ皆さんのご相談に乗りたいと思っています。実際、今すぐは転職しないけれど、今後のキャリアパスを考えたいという方の相談を、数え切れないほど受けてきました。ぜひ皆さんのお話を聞かせてください。きっと力になれると思います。

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