あなたの価値は、
会社ではなく、
社会が判断するものです

石川正武さん
キャリア・デベロプメント・アソシエイツ株式会社
シニアコンサルタント

大学院修了後、中堅事務機メーカーに入社し、生産技術を担当。その後、ディスプレイ関係のベンチャーを経て、大手硝子メーカーに勤務。ディスプレイや光通信など、常に最先端の技術開発に携わり、国内外、多くの工場の立ち上げを経験してきた。欧州での駐在経験をはじめとして、欧米、アジア諸国など、海外での業務経験も豊富。2012年にキャリア・デベロプメント・アソシエイツに入社してからは、コンサルタントとして活躍している。女性が活躍できる製造業の求人案件を増やしていきたいという想いもあるという。

大企業、ベンチャー企業、中堅・中小企業、それぞれの長所・短所を理解しているのが強み

   キャリア・デベロプメント・アソシエイツ(CDA)は、エンジニアと外資系に強い人材紹介会社で、20数名のコンサルタントは皆、大手企業でエンジニアや営業、経営企画などで活躍してきたプロフェッショナル集団です。私は、生産技術や製造系のエンジニアとして、中堅事務機メーカー、ディスプレイ関係のベンチャー企業、大手硝子メーカーなどに勤めた後、60歳を前にしてCDAに入社し、コンサルタントとなりました。大企業、ベンチャー企業、中堅・中小企業、それぞれの長所・短所を十分に理解していることが強みです。エンジニア求人を全般的にご紹介しており、なかでも得意なのは生産技術、材料、機械といった領域。同時に、製造業のエグゼクティブ求人も数多く扱ってまいりました。

   私自身、転職の際には、何人ものヘッドハンターや転職コンサルタントの方々にお世話になりました。私の話に深く耳を傾け、丁寧に対話し、よく面倒を見てくださったコンサルタントの方々にはいまも感謝しています。現在は、私がコンサルタントの方々にしていただいて嬉しかったことを、現役エンジニアの皆さんにお返ししていきたいと思いながら、日々、求職者の方々とお会いしています。

面談時は、レジュメを見ない。何をしてきたかではなく、何ができるかに注目したいから

   たとえ他のエージェントさん経由で決まっても、ご相談に乗った方が良い転職を実現されて、「石川さん、ありがとうございました」と言われたら、嬉しい。これがコンサルタントの性ではないかと思います。転職はタイミング。どれほど優秀な方でも、決まらないときはなかなか決まりませんが、その一方で、ピンポイントで合致している案件がたまたま私の手元にあって、すぐに決定したスペシャリストの方も多くいらっしゃいます。もちろん、私のご紹介で転職を決めていただくのがベストですが、一番肝心なのは、転職することで求職者の方に幸せになっていただくこと。その力になることが、私の喜びです。

   初めての面談では、私は一切レジュメを見ません。もちろんあらかじめ拝見しますが、面談の際には脇に置くこともしません。なぜかというと、これまで何をしてきたかではなく、これから「何ができるか」に注目したいから。携わってきた業務のお話を具体的に伺いながら、目の前の方の「できること」を棚卸ししていくのが、私の面談スタイルです。

   棚卸しのなかで、求職者ご自身も気づいていらっしゃらないセールスポイントが見つかることがよくあります。実は、いまの会社では評価されていなくても、別の会社、違う職種ではおおいに役立つスキルや経験がいくつもあるのです。しかし、多くの方が、現職の価値基準でご自身の実力を判断しているため、意外なスキル・経験にはなかなか目が向きません。「あなたの価値は、会社ではなく、社会が判断するものです」。面談で、私が必ずお伝えする言葉です。求職者の方の「できること」が、社会のどこで、どのように活かせるかを客観的に評価するのは、私の重要な役割の一つ。ご自身のスキルや経験が、他の場所でどれほど役立つかをご理解いただき、ご自身の将来をより広く、より遠くまで見渡していただくことが、私の面談の眼目です。

   もう一つ、私が面談でよくお伝えするのは、「隣の芝生が青いとは限らない」ということ。私自身もそうでしたが、エンジニアというのはとかくこだわりが強いもので、いまの職場に一つや二つ、不満があるのが普通です。しかし、それが転職で解消できる可能性は決して高くありません。むしろ、むやみに動かないのが最も良策というケースが多いといってもよいくらい。ですから、「今はまだ転職しなくてもよいのではないでしょうか」とお伝えする面談が、実は珍しくありません。

10年後の技術発展、10年後のキャリアを見据えた転職をお勧めしたい

   現在、製造業は外資系企業を中心に、採用意欲が全般的に高まっています。なかでも元気なのは、外資系のモバイル、タブレット関連メーカー、自動車部品メーカー、医療機器メーカーといったあたり。アプリケーションエンジニアやサービスエンジニア、クオリティマネジャー、カントリーマネジャーなどの募集が多く見られます。一方で、私たちは日系メーカーの海外進出のお手伝いも積極的に行っています。どちらにしても、今後長くエンジニアを続けていくつもりなら、英語はいまのうちに勉強しておいて損はありません。資格は、むやみに取得する必要はありませんが、キャリアに沿ったものは獲りに行ったほうがよいでしょう。

   エンジニアの転職は、10年後を見据えるのが基本です。少なくとも私は、数年おきの転職は決してお勧めしません。日本では、転職回数が多いことはプラスになりませんし、数年では技術を自分のキャリアにできないからです。腰を落ち着けて、技術をマスターするまでは辞めないくらいの覚悟でキャリアチェンジしていくと、将来が明るく見えてくるはずです。10年後のキャリアを見据えた転職を成就させるには、現在の技術トレンドを的確に把握し、技術発展の動向を見定める必要があります。技術の流行りすたりのスピードは、今後速くなることはあっても、遅くなることはありません。例えば、皆さんもご存じのように、液晶TV関係のエンジニアは一時引く手あまたでしたが、今は世界中に溢れています。自分の極めたい技術が10年後にどのような状況になっているか、想像し、見極めることが肝心です。

   ご自身のモチベーションやスキルの「コア」を深く理解してキャリアを展開していけば、進むべき道は自然と見えてくるはずです。もし近いうちに転職したいとお考えなら、キャリアを振り返り、何がご自身のコアスキルなのか、何をコアスキルにしていきたいのか、一つじっくりと考えていただくとよいと思います。特に転職を考えていなくても、常に10年後を意識しながら行動されるのが得策です。なかでも大手企業にお勤めの方は、知らず知らずのうちに「会社が社会になっている」可能性があります。社会や世界を広く眺め、チャレンジする姿勢を大事にしていただけたら嬉しい限りです。いまの会社では十分にコアスキルを磨けない、しっかりチャレンジできないと思われたら、転職が一つの方法。一人で答えを出せない方は、私でよければ、いつでもご相談に乗ります。転職するにせよ、しないにせよ、できる限りのアドバイスをいたします。

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