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転職事例紹介 Vol.14

竹氏彰さん 株式会社エイドウィズ ファウンダー&パートナー

(プロフィール)
コンピュータ業界において、ソフトウエアの営業・マーケティングの職を15年以上担い、外資系2社の日本法人の社長を歴任。コンサルタントに転身後は、20年間にわたり7000名以上の求職者と面談。「求職者と企業」という双方の立場を体験している人にしかできないきめ細かいコンサルティングを行い、多くの求職者を転職の成功へと導いている。※東京大学 大学院 工学系修士卒 ※リクルート主催:AGENT FESTIVALにて、価値ある転職支援をしたエージェントを表彰するMVA(Most Valuable Agent)最優秀賞受賞2回、敢闘賞など受賞歴多数。

「Uさんには、これまでの努力に見合った良い人生を是非とも送っていただきたい」
心底そう思って、20年間で一番コンサルティングに力を入れた

大変な努力家で、誠実でマジメだが、頑固でコミュニケーションスキルが決定的に不足していた

求人登録していたU さんに、たまたまこちらからメールでお声がけしたのが、そもそものきっかけでした。そのUさんへのコンサルティングが、私が20年間、7000名ほどの転職のお手伝いをしてきた中で、最も時間とパワーを割いたケースになるとは、そのときは思いもしませんでした。

正直なところ、最初にUさんの職務経歴を拝見したときは、良い転職をするのは難しいだろうという印象を受けました。有名大学卒業後、割と短期間で知名度の低い数社を転々としており、少しもったいない経歴だったからです。お会いして、その根本的な理由はすぐにわかりました。彼女には、コミュニケーションスキルが決定的に不足していたのです。だから卒業時にちゃんとした会社に入社できずにいたのでした。コンサルティングの最中、いつも下を向いていて、ほとんど笑顔がなく、自分のことを上手に説明することができませんでした。

しかし一方で、彼女は大変な努力家で、とてもやる気があって、誠実でマジメでした。特筆すべきエピソードがいろいろとあるのですが、例えば彼女の大学での140単位の成績はBが2つで、あとはすべてA評価でした。アルバイトと寝る時間と食べる時間以外の大半を、ずっと教室と図書館で過ごした成果です。予備校時代は、電化製品が冷蔵庫しかない寮に入って、明かりがついている間、ひたすら勉強に専念したそうです。一事が万事、この調子なのです。そうやってあまり人と話さない人生を送ってきたために、Uさんはコミュニケーションが苦手でした。

彼女は編集者志望で、3社目で念願の書籍編集者になり、担当した著者の方からは「今まで一緒に仕事をした編集者のなかで一番優秀だ」と言われたそうですが、結局その会社の不誠実な経営姿勢に迎合せず退職しました。まじめで一生懸命な人だからこそ、良い会社、より成長できる会社に入ってほしい。しかしこのコミュニケーションスキルを鍛えない限り、ハードルの高い会社への転職に失敗してしまうだろうことは火を見るよりも明らかでした。

2時間30分の対面コンサルティング後、何度も相談に乗り、最後にもう一度、特別にお会いした

普通、私は最初に1人1回、最低1時間30分の対面コンサルティングを行いますが、Uさんには2時間30分かかりました。話をしていくうちに、「Uさんには、ぜひとも良い人生を送っていただきたい!」と心底思ったからです。本来、彼女のように必死で努力する方こそ、幸せになる資格があると思うのです。しかし、今の彼女が自分の力だけで幸せなキャリアを築くのは難しい。私の可能な限りの力を尽くして、Uさんの弱点であるコミュニケーションスキルを鍛え、何とかして可能性の高い転職先に入社させてあげたいと思ったのです。そこで、コミュニケーションの初歩の初歩から、微に入り細に入り徹底的に教えていきました。気が付いたときは2時間30分を過ぎていました。

たとえば、ほとんど笑わないUさんに、目の前に鏡を置いてニコニコ笑顔で話す練習をすることで印象が良くなるとアドバイスし、実践していただきました。自己紹介には、先ほどご紹介した大学時代の成績の話など、いかに真剣に努力してきたかといったエピソードをしっかりと盛り込んだ方がいい、とアドバイスし、そして、自己紹介を磨き上げたら、その内容をきちんと伝えられるよう、繰り返し練習してくださいと伝えました。コンサルティングが終わった後も、電話やメールで何度も相談に乗り、自己紹介の準備がしっかりでき上がってから、面接を受けていただいたのです。

そうしたら、1社目の1次面接のフィードバックには、「自己紹介の内容を丸暗記して、ロボットのように一気にまくし立てていた」という指摘がありました。また、何でもすべて正直に答えたために、面接に失敗したこともありました。Uさんは、私のアドバイスを素直に聞き入れて努力するのですが、度が過ぎるほどマジメな性格が、時に悪い方向に働いてしまうのです。このように3歩進んでは2歩下がるような調子でしたが、努力のかいがあって、少しずつ面接に通る確率が上がっていき、最終的には本命の1社だけが最終面接に残ることができました。ここにすべてを賭けるほかありません。

私は基本的に1人のキャンディデイトに一度しか対面コンサルティングを行いませんが、Uさんだけは特別にもう一度お会いして、最終面接のロールプレイングを実施しました。彼女は言われたとおりに、ビシッと準備をしてきました。そのロールプレイングの効果が見事に出て、Uさんがその会社から内定をいただいたのは、初めてお会いしてから約40日後のことでした。

「40日で私の人生は劇的に変わりました」。内定決定後、A4で5枚にわたる「生の声」をいただいた

内定が決まった後、私のコンサルティングの感想を聞かせてほしいとUさんに伝えたら、なんとA4用紙5枚にわたって、びっしりと「体験者の生の声」を書いたペーパーをいただきました。その一部をかいつまんでご紹介します。「竹氏さんは、その日はじめて出会った私から聞いた話を上手に組み合わせて、私よりもずっと上手に自己紹介文を組み立てられていきました。衝撃的でした。まるで、私よりも私のことをわかっているかのようでした」「藁にもすがる想いで竹氏さんのアドバイスに従って、職務経歴書を作り直すことにしました。そのおかげで、血の通った、相手に“刺さる”提出書類ができ上がりました」「コミュニケーション能力のなさがコンプレックスだったので、改善できたのが嬉しかったです」「忙しいにもかかわらず、対面や電話で何度も指導してくださったことを本当に感謝しています」「面接に落ちたときも、何がダメなのかをしっかり分析してくださったので、次に活かすことができました」「竹氏さんのおかげで第一志望の会社に内定をいただくことができました。本当に信じられません!」「こんな風にひたむきに目標に向かって頑張れたのは大学時代以来です」、そして、「初めて竹氏さんとお会いして約40日。この間に、私の人生は劇的に変わりました」とありました。私は今も、この手紙を読むだけで、涙が出てきてしまいます。

入社後も、何度かメールでやり取りをしていますが、イキイキと気持ちよく、一生懸命働いているようです。彼女が入社した企業グループは、これまで私の紹介で入社した多くのキャンディデイトが異口同音に絶賛している組織で、私が積極的にお勧めしている紹介先の1つです。彼女のマジメさと向上心は、この会社にきっとフィットするだろうと思います。もう少ししたらフォローアップ面談で再びお会いしますが、そのときUさんがどのように変わっているか、楽しみでなりません。

どれだけ実力があっても、転職への真剣な気持ちがなくては内定は取れません!

最後に、私のコンサルタントとしてのスタンスをお伝えします。私は基本的に、どれだけ実力があっても、キャンディデイトご本人に転職への真剣な気持ち、転職へのモチベーション、そして素直さがなくては内定は取れないと考えています。「物見遊山の面接はすべて落ちる」と決まっているのです。そもそも本人が一生懸命に行動しないで、良い人生を掴めるはずがありません。ですから、私は必ず、最低1時間30分の対面コンサルティングを行います。遠方以外の電話コンサルティングの依頼は、転職活動に真剣味がない何よりの証拠ですから、すべてお断りしています。その代わり、対面コンサルティングは基本的に1人1回と決めています。私が1回のコンサルティングに長い時間をかけるからでもありますが、一期一会、覚悟を決めてきていただきたいからでもあります。Uさんは本当に特例なのです。

コンサルティングの場では、「この職務経歴書では、あなたのセールスポイントが全然わかりません」「もっと真剣にならないと、あなたの行きたい良い会社から内定を勝ち取ることはできませんよ」などとはっきりお伝えします。決まった方からは、「『良いところは良い、ダメなところはダメ』とズバズバ言ってくれるからありがたかった」とよく言われます。正直、最初から自己アピールがきちんとできているキャンディデイトの方には、今までお会いしたことがありません。ですから、私のところにくると、書類は100%書き直しになります。このようなコンサルティングが終わった後、帰る間際に「本当に勉強になりました。大いに反省しました」と言い残していく方々は、その多くが希望する転職先から内定を得ています。 しかし一方では、コンサルティングの後に修正ドキュメントもお礼の言葉も届かない「なしのつぶて」のケースもあります。ビジネスマン、ビジネスウーマンとして情けなく残念なことです。

なぜこのような濃厚なコンサルティングを行うかと言えば、「キャンディデイトに成功していただくこと」が私の理念、目指すところだからです。キャンディデイトの成功こそ、関係者全員を幸せにすると同時に、私のところに新たなキャンディデイト、新たなクライアントがやってくる「ポジティブサイクル」を回す原動力になるのです。だからこそ、私はキャンディデイトの皆さんに、入社後に喜んでいただける会社、成功できる可能性が高い会社ばかりを厳選して紹介しています。そうした会社かどうかを判断する情報を入手するという意味でも、またキャンディデイトの満足度を知るという意味でも、入社半年後ぐらいに、キャンディデイトと一緒にランチかディナーを食べに行く「フォローアップ面談」が重要です。 私の仕事は、このようにしてすべてがつながっているのです。

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