ログイン

転職事例紹介 Vol.10

田畑 孝さん

アクシスコンサルティング株式会社 エグゼクティブコンサルタント
大学卒業後、国内大手SI企業へ就職し、大手金融機関の統合案件を中心に数々の大型プロジェクトを経験。2006年にアクシスコンサルティングにJoinし、コンサルティングファーム人材へのヘッドハンティング・サーチスカウトに従事。前職のIT業界でのバックグラウンドを生かしながらも、インダストリー、ソリューションを問わず、広くコンサルティングファームのシニアコンサルタント~シニアマネージャクラスを中心にキャリアをサポート。企業との深いリレーションから、日々、非公開求人や、スカウト・ヘッドハンティングオーダーの依頼を受けている。転職マーケットに顕在化していない方々へのアプローチ、中・長期的なサポートに強みを持つ。

すでに2社の最終面接に漕ぎ着けていたCさんに、
非公開求人案件を一つだけ、ご紹介したら

戦略コンサルティング部門の立ち上げに関われることが、Cさんには魅力的だった

その日は少し時間があったので、ストックされていた求人案件を見返していたのです。T社の案件は、そのなかの一つ。特徴のある求人で、どなたか良い方がいないだろうかと思いながらキャリアカーバーを覗いたところ、職務経歴でピンと来て、お声がけしたのがCさんでした。ご紹介したのは、その案件一つだけでしたが、すぐに「お電話をください」と返信があり、早速、何日か後にお会いすることになりました。その際、電話の向こうで「T社の求人は、はじめて見ました」と、Cさんがおっしゃったのを覚えています。非公開案件ですから、当然のこと。

詳しくお話を伺うと、すでに2社が最終面接まで進んでいらっしゃいました。一つは外資系コンサルティングファームの財務・会計系マネジャーで、Cさんの現職とほぼ同じ。もう1社は日系メーカーの経営企画で、こちらはコンサルタントから事業会社への転身となります。どちらも決して悪い話ではないけれど、前者は転職するメリットが明確でなく、後者はご自身のキャリアにとってプラスになるかどうかの見極めが難しいため、最後の決め手を欠いている。「そこにT社の案件が届いて、新たな可能性に魅力を感じたのです」とCさんはおっしゃいました。

T社は大手監査法人で、新たに戦略コンサルティング部門を立ち上げたばかりでした。最近、監査法人は会計監査などの既存ビジネスだけでなく、リスクアドバイザリーやシステム監査などビジネスの幅を広げる動きを見せており、T社の戦略コンサルティング部門新設もその一環。自社内の戦略コンサルティングとお客様向け戦略コンサルティングの両方を行う点に特徴があります。

Cさんの働く会社は、新卒で入社した頃は少数精鋭で質を重視する社風でしたが、徐々にビジネス拡大の路線を取り始め、コンサルティングの内容より売上規模を重視した動きを求められるようになり、コンサルティングを極めるのが難しくなってきたのだと、Cさんは語ってくださいました。周囲の方々に恵まれ、学ぶことの多い職場だったけれど、お客様に質の高いコンサルティングを提供したいという思いが強い自分は、そろそろ離れたほうがよいのではないか。これが転職を志した大きな理由でしたから、Cさんにとって、立ち上げ期の組織に再び関われることは大きなプラス要素でした。さらに、財務・会計コンサルタントから戦略コンサルタントへキャリアの幅を広げられることもメリットの一つ。この2点に魅力を感じて、私のところへいらっしゃったのです。

私はCさんと初めてお会いして、スキルや経験だけでなく、マインド面もT社と合っている、特に挑戦する気持ちが強い点がアピールポイントになるだろうと感じました。一次面接後、T社の方々の反応から、私の推測が当たっていたことを確信。一方のCさんも、T社の方々のクライアントを思う情熱に深く共感されていました。いわば相思相愛の関係で、この時点ですでに入社決定の可能性が十分にあると思っていました。ただし、2つだけ問題がありました。最終面接まで進んでいる2社の存在と、T社の決断スピードです。

普段なら、内定出しまで1.5カ月かかるT社が、3週間でCさんの入社を決めた

T社は伝統ある組織ということもあり、決断は決して速いほうではありません。普段なら選考に1.5カ月ほどかかります。しかしT社にとって、Cさんは理想の人物像に近い方でした。十分なコンサルティングスキル、企画書作成スキル、財務・会計知識があり、お客様を巻き込んで忌憚なく議論できる力がある。完全に即戦力として計算できたのです。このような方には滅多に出会えないことをT社の方々はよくご存知でした。1点、会計士の方々と適切にコミュニケーションを取れるかどうかを少し心配されていましたが、一次面接をとおして、Cさんの行間を読んだ発言、誰とでも上手に関係を築けるコミュニケーション力を確認し、さらにCさん本人が新たな環境でさまざまな方と接したいという希望をもたれていることを知って、唯一の心配もなくなりました。一次面接以降、T社の方々は社内を奔走し、さまざまな工夫を凝らして、Cさんの採用プロセス短縮に力を尽くされました。

結果、T社は3週間後にCさんに内定を出されました。通常の約半分、異例のスピード決定です。その間、Cさんは他の2社に最終面接を待ってもらっていましたが、どちらからも決断を迫られる前にT社の内定が決まったため、Cさんの決断もスムーズでした。そのとき、Cさんは「それにしても、まさかこんなに早く決まるとは思っていませんでした」と呟かれましたが、私も同感です。終盤、私が行ったのは、T社に決断のスピードを少しでも速めていただけないかとお願いしたことと、最終段階で、「年収をもう少しアップしていただければ、決定の可能性がより高まると思います」とT社にアドバイスをしたくらい。振り返ってみれば、あっという間の成功事例でした。

1つだけ、ちょっとした後日談があります。この事例は内定が決まってから入社まで、実は4カ月の間がありました。Cさんが前職を離れるのに時間がかかったからです。その間、両者にお願いして、月1回ほど面談の場を設けていただきました。この定期的なコミュニケーションにどこまで効果があったかは分かりませんが、Cさんは無事に入社され、T社で活躍されています。

「即レス、即アポ、即コンタクト」「鮮度の高い情報こそ、命」と肝に銘じている

現在のコンサルティング業界は完全な売り手市場で、大手コンサルティングファームからベンチャー企業まで、同じようなコンサルタントの求人が無数にあります。Cさんに紹介できる案件も、正直なところ、他に10、20とありました。おそらくCさんのような優秀な方であれば、他の人材紹介会社からも、相当な数のスカウトメール、スカウト電話が届いていたでしょう。そのような状況だからこそ、特色のあるT社の非公開求人案件が、Cさんの心を捉えることができたのだと思います。

「即レス、即アポ、即コンタクト」。これが、今の私たちのチームの行動指針です。求職者の方々にいかに鮮度の高い情報を提供できるかが勝負どころ。マーケットの流れの速さについていけない転職コンサルタントは、求職者の方々から見放されてしまうでしょう。スピードが命です。しかし、だからといってコミュニケーションの質を落とすことはありません。私たちは、求職者の方々とは転職後も長くお付き合いしていきたいと考えており、転職時のコミュニケーションはもちろん、入社後のケアや定期的なフォローも総合的に重視しています。その結果、なかには3度の転職をお手伝いさせていただいた方もいらっしゃいます。

転職コンサルタントをとおせば転職の質が上がる、と一人でも多くの方に実感していただくため、私は日々、スピードと質の両立を心がけています。T社の求人のように水面下で動く非公開案件も少なくありませんし、ご希望と実力があれば、私たちから積極的に企業に働きかけ、ポジションメイキングを行うことも可能です。人と人が顔を合わせて対話して、初めて可能になるマッチングが数多くあります。積極的に転職コンサルタントをご活用いただけたら幸いです。

あなたも、このヘッドハンターに相談してみませんか?

このヘッドハンターに相談する
メールマガジンを受け取る
企業特集転職者へのインタビューなど、効率的に情報収集したい方には週1回のメールマガジンがオススメです。