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【中外製薬 デジタル戦略推進部】がデータサイエンティスト・デジタルバイオマーカー開発・デジタル人財育成・ビジネスパートナー開拓リード(デジタル領域)などの<デジタル系職種>を多職種募集

中外製薬のデジタル戦略推進部が、データサイエンティスト・デジタルバイオマーカー開発・デジタル人財育成/風土改革・ビジネスパートナー開拓リード(デジタル領域)などのデジタル系職種を多職種募集している。デジタル戦略推進部長の中西義人氏(写真中央右)、グループマネジャーの杉本和隆氏(写真左)、関沢太郎氏(写真右)に詳しいお話を伺った。

「革新的な新薬創出」「個別化医療推進」のために
全社のデジタルを強化するのがデジタル戦略推進部の役割

デジタル戦略推進部について教えてください。

中西:デジタル戦略推進部は2019年10月に発足しました。もちろん、中外製薬では以前から部門ごとにDX(デジタル・トランスフォーメーション)に取り組んでいました。しかし、「革新的な新薬創出」や「個別化医療の実現」のためには、全社のデジタル戦略を統合し、さらに強く推進する必要があったのです。そこで、CEO小坂達朗のトップコミットメントのもと、各部署のデジタル人財がデジタル戦略推進部に集まりました。

現状、メンバーの半分が研究/開発/製造/営業などの製薬ビジネスに詳しいデジタル人財、半分がデータサイエンティストとITスペシャリストです。一方、研究本部・臨床開発本部・製薬本部をはじめとする各部門にも、データサイエンティスト、ITスペシャリストなどのデジタル人財が多数所属しています。

私たちは2020年3月に発表したCHUGAI DIGITAL VISION 2030の達成を目標に、3つの基本戦略を策定しました。それが、デジタル基盤の強化、すべてのバリューチェーンの効率化、デジタルを活用した革新的新薬創出(AI創薬、デジタルバイオマーカー開発、リアルワールドデータの利活用)です。その中でデジタル戦略推進部が担当するのは、主に部門を超えた全社DX課題や部門横断型プロジェクトです。各部門のマネジメントやデジタル人財などと密に協働しながら、多様なプロジェクトを進めています。また、後で詳しく説明しますが、デジタル人財育成や先進的なデジタル技術をもった企業との連携にも力を入れています。

中外製薬ロゴ

取り組みの内容を詳しく教えてください。

中西:私たちが目指しているのは、「革新的な新薬創出」です。中外製薬の最大の強みは「創薬力」であり、創薬力をさらに高めるためにデジタルを活用する、というのが私たちの最大の狙いです。

新薬創出のイメージに最も近いのが「AI創薬」でしょう。特に私たちが注力しているのが、がん細胞などの抗原たんぱく質をピンポイントで狙い撃ちする「抗体医薬品」や、抗体医薬品と従来の低分子医薬品の両方の良さを兼ね備えている「中分子医薬品」等を対象にしたAI創薬です。私たちの強みである抗体医薬品・中分子医薬品の創薬力にAIを適応しさらに強化すべく、グローバルメガファーマであるロシュ社との戦略的アライアンスを最大限に活用し、互いに協力して推進しているところです。

杉本:私が担当する「デジタルバイオマーカー開発」も、新薬創出における重要なテーマです。バイオマーカーとは、体温や血圧・血液検査値・腫瘍マーカーといった客観的かつ定量的に測定可能な生体指標のことです。私たちは、こうした従来の医療評価指標に加えて、スマートフォンやウェアラブルデバイスなどのデジタル機器と、アプリ・データベース・プラットフォームを組み合わせて患者さんの精緻なデータを取得し、デジタルバイオマーカーとして生体情報を評価できるソリューションを開発しようとしています。

デジタルバイオマーカーを実用化することで、患者さんの体調を経時的・多角的に分析できるようになります。患者さん一人ひとりの病態を詳しく把握して、最も有効性が高く、また副作用の低減など患者さんにとって負担の少ない治療を、より適切に選択できるようになることが期待できます。つまり、デジタルバイオマーカー開発は、個別化医療の高度化の実現につながるのです。一方で、デジタルバイオマーカーによって医薬品の効果を評価する手段の選択肢が増えることで、従来の評価方法では差別化が困難であった医薬品を適切に評価し、実医療における有用性を証明できることで医薬品の価値を高められる可能性があります。さまざまな意味で、有効なデジタルバイオマーカーの開発は我々にとって極めて価値があるテーマとして重要視しています。

実は、デジタルバイオマーカーは、いま世界中が一斉に開発を進めている段階で、現時点の事例は希少です。ロシュ社は世界的に見ても早期から取り組んできましたが、実用化の見込みがつくまで長い開発期間を要しています。そのなかで私たちの第一の事例として、Biofourmis社と共同開発した、子宮内膜症に伴う痛みを客観的に評価するソリューションについて、2020年7月にプレスリリースを発出しました。現在、社内では同様のプロジェクトがいくつも立ち上がってきています。私たちデジタル戦略推進部は、個別プロジェクトをリードするとともに、各部門の連携を加速し、デジタルバイオマーカー開発の全社的なスピードアップを目指しています。

中西:もうひとつの柱、リアルワールドデータの利活用も積極的に進めています。リアルワールドデータとは、日常の医療現場で生じる電子カルテや健診のデータなど、実臨床下(リアルワールド)から取得できる情報のこと。リアルワールドデータを適切に活用すれば、患者さんに有効な治療薬を届けられるチャンスを拡大したり、よりスピーディかつサステナブルな臨床開発につなげることができると考えています。

デジタル人財育成やビジネスパートナー開拓リード(デジタル領域)について教えてください。

関沢:デジタル戦略を強化するためには、データサイエンティスト、プロジェクトリーダー、ITスペシャリストなどの多様なデジタル人財を体系的に育成する必要があります。今回募集する職種のひとつ、「デジタル人財育成・風土改革担当」の方には、デジタル人財育成のためのキャリア体系、研修体系、キャリアパス・育成計画に加えて、新しい採用手法なども含めて総合的に戦略立案・遂行を担っていただきたい。他企業への留職、大学との共同研究、外部とのハッカソンといった取り組みや制度も、どんどん組み込んでいただけたらと思っています。

加えて、全社の風土改革も担っていただきたいと思います。デジタル戦略を円滑に進めるためには、デジタル人財以外の社員にも、デジタルやDXへの理解・共感を深めてもらう必要があります。何をどのような粒度で、どのように伝えれば自分事化してもらえるのか、そのためにどのような全社施策が必要なのか等、風土改革に必要な施策の企画・実行もお願いしたいと考えています。

既に広く言われているように、デジタル戦略の実行には多様なビジネスパートナーとの連携、オープンイノベーションの推進も欠かせません。募集職種のひとつ、「戦略企画・ビジネスパートナー開拓リード(デジタル領域)」の方には、中外製薬全体のデジタル戦略を踏まえて、中外ならではのデジタルビジネスエコシステムを構想し、最適なビジネスパートナーとのアライアンスの実現を進めていただきたい。そして、中外製薬のビジネス力と社会貢献性をより一層向上させていただきたいと思っています。

中西義人氏 杉本和隆氏 関沢太郎氏

デジタルの専門家で、製薬・ヘルスケアに興味がある方と
ビジネスや組織の専門家で、デジタルに興味がある方を広く求めている

中外製薬とデジタル戦略推進部の強み・社風を教えてください。

中西:先ほどもお伝えしたように、中外の一番の強みは「創薬力」であり、デジタル戦略推進部の目的もそれを伸ばしていくことです。ロシュ社との戦略的アライアンスも、創薬力向上に大きく寄与しています。ロシュ社との「人財交流プログラム」により、毎年社員がロシュ社に派遣されています。1~2年の出向によってビジネススキルやノウハウを習得したり、ロシュ・グループ内でのネットワークを形成します。私も以前ロシュ社に派遣され、経験を積んできました。

また、2020年4月から新人事制度の運用も開始しました。役割成果主義を軸とした、年齢・属性に捉われず誰もが活躍できる制度となっており、若手のチャレンジがより一層奨励される社風になってきました。

関沢:デジタル戦略推進部は社内でも若い組織で、「やりたい」と手を挙げれば、チャレンジさせてもらえる風土があります。デジタルを推進しているのですから当たり前ですが、新しい取り組みを推奨するチームです。

どのような方にどのような活躍を求めていますか?

中西:今回募集するのは、データサイエンティスト、ITスペシャリストのほか、デジタルバイオマーカー開発リーダー、デジタル人財育成・風土改革担当、戦略企画・ビジネスパートナー開拓リード(デジタル領域)などです。私たちは多様なデジタル人財を必要としています。

当然、職種によって必要な能力は異なりますが、共通して必須なのは「デジタルとビジネスをつなげる力」です。なぜなら、デジタル戦略推進部は、ビジネス部門の課題やニーズを抽出し、デジタル技術により解決していく組織だからです。デジタル側からつなぐ方も、ビジネス側からつなぐ方も必要です。言い換えると、「デジタルの専門家で、製薬やヘルスケアへの感度の高い方」と「製薬・ヘルスケアや組織の専門家で、デジタルへの感度の高い方」を広く求めています。

杉本:一例を挙げると、「デジタルバイオマーカー開発リーダー」の最も大きな仕事は、臨床研究や疾患領域のスペシャリストと、デジタル・ITや医療機器等のスペシャリストを仲介しながら、ビジネス部門のニーズを具体的な要件定義に落とし込み、デバイス導入やシステム開発を前進させることです。現状、製薬ビジネスとデジタル開発の双方に高い専門性や豊富な経験を有する人財はほとんどいません。ですから私たちは、臨床試験マネジメント、承認戦略を含むプロダクトライフサイクルのリード、薬理学領域の専門知識、医療機器開発経験、Quality Management、デジタルデバイス開発経験など、明確な強みとなる経験がある方を求めています。コアとなる強みを持ちながら、異なる専門領域の意見を柔軟に取り入れてチームとしての成果につなげられる方が、開発リーダーとして活躍いただける人財像だと考えています。

関沢:現在はリモートワーク主体で働いていますが、そのなかでも社内外の方々に積極的にアプローチし、巻き込む必要があります。デジタル戦略推進部は全社プロジェクトを自分たちで動かす立場ですから、主体性や巻き込み力の高い方が向いています。

最後に読者へメッセージをお願いします。

中西:現在、新薬開発の成功確率は年々低下し、開発コストは増加の一途を辿っています。私たちは、AIをはじめとした最先端のデジタル技術の活用によって、多様かつ大量のデータを取得・解析することで創薬プロセスを革新し、この常識を変えていきます。

CHUGAI DIGITAL VISION 2030にも示しているように、私たちは治療だけでなく、予防・診断から予後までを見据えて、健康への貢献の範囲を広げていきたいと考えています。患者中心の高度で持続可能な医療の実現を目指すことも重要です。このような将来の中外製薬のあるべき姿も一緒に考え、進んでいける方に来ていただけたら、とても嬉しいです。

中西義人氏 杉本和隆氏 関沢太郎氏 小紫佑子氏

中外製薬の概要

中外製薬は、がん領域における日本のリーディング・カンパニーです。バイオをはじめとする独自の技術で、革新性の高い新薬の開発に注力しています。ロシュ社との戦略的アライアンスと人財の力で、イノベーションを追求します。

  • 創業:1925(大正14)年3月10日
  • 従業員数:7,555人(連結、2020年12月31日現在)
  • 資本金:73,202百万円(2020年12月31日現在)
  • 売上収益:786,946百万円(連結、2020年12月期)

中外製薬株式会社 デジタル戦略推進部長 中西義人氏専門は分子生物学。2005年、鎌倉研究所にバイオロジーの研究員として新卒入社。10年以上創薬研究に従事し、博士号取得。米Genentech社ではバイオマーカーを研究。30代でデジタル戦略推進部長に就任する以前は、抗がん剤開発のグローバルプロジェクトリーダー/ライフサイクルリーダーとして部門横断チームを率いる。


中外製薬株式会社 デジタル戦略推進部 推進グループ グループマネジャー 杉本和隆氏2004年、医薬安全性部門に入社。製造販売後調査・安全性情報のデータベースマネジメントに従事。ロシュ社Drug Safety部門へ出向後、科学技術情報部(兼務)にて部門横断データ利活用戦略を推進。2019年10月より現職。


中外製薬株式会社 デジタル戦略推進部 企画グループ グループマネジャー 関沢太郎氏2007年、製薬本部に入社。製剤・医薬品分析の業務に従事。経済同友会への出向後、経営企画部にて短・中期経営計画策定やデジタルへの取り組みを推進。2019年10月より現職。

担当ヘッドハンターの目線

小紫佑子氏

小紫佑子氏
株式会社リクルートキャリア シニアコンサルタント(製薬/DX担当)

2007年4月大手金融機関の投資銀行部門に入社。2012年にリクルートキャリアへ入社後、一貫して医薬品業界を担当。
現在はハイキャリア層の方々を担当しているスカウト部門にて、医薬専門職(臨床開発、MSL/学術、研究開発、品質関連、薬事、マーケティング等)のマッチングを推進している。

周囲と一緒に取り組むからこそ、画期的で大きな成果を上げられる
そう考えるタイプのデジタル人財の方にはやりがいがあって面白い環境

私が知る限り、日本の製薬業界でいま最もデジタルに注力しているのが中外製薬です。他業界のデジタル人財の方が参入して、自らの知見を活かし、製薬DXのパイオニアになることができる環境が整っています。

ただし、中外製薬に限らず、製薬業界ではチームワークや協調性やバランス感覚が強く求められます。周囲と一緒に取り組むからこそ、画期的で大きな成果を上げられる、と考えるタイプの方が向いています。

中西様・杉本様・関沢様のお話にあったとおり、中外製薬は日本の製薬業界のトップファーマとして、抗体医薬品・中分子医薬品など最先端領域のAI創薬に取り組んだり、デジタルバイオマーカー開発をグローバルメガファーマと競ったり、予防医学などの次世代ビジネスをいち早く切り拓こうとしていたりしています。製薬・ヘルスケア領域で新たなことに取り組みたい方には、やりがいがあって面白い環境であることは間違いありません。自信を持ってお勧めします。