インドネシア・29万ヘクタールに及ぶ広大な植林事業の技術・運営レベルを高める〈植林事業責任者〉と、隣接する巨大紙パルプ工場全体を見る〈電気計装エンジニア〉を募集【丸紅】

丸紅が、インドネシアのパルプ・植林事業で〈植林事業責任者〉と〈電気計装エンジニア〉を募集している。この事業はどのようなものか。なぜこれらの職種を必要としているのか。どのような方にどのような活躍を求めているのか。フォレストプロダクツ本部の榎本卓哉氏(パルプ部部長代理)と向井周平氏(パルプ部事業課)、インドネシアの現地で植林管理に携わる義之剛弘氏(PT. Musi Hutan Persada, General Manager, Planning Div.)、紙パルプ工場に駐在する吉野嵩大氏(PT. Tanjungenim Lestari Pulp & Paper, Procurement Manager)にお話を伺った。

丸紅主導の会社で、自由にのびのびとチャレンジできる環境がある
専門的な知見を持った「助っ人」に加わっていただきたい

インドネシアのパルプ・植林事業とはどのようなものですか?

榎本:丸紅は以前から紙パルプ事業を手がけていましたが、1990年代から植林事業にも進出しました。インドネシアでは、1995年に紙パルプ工場TEL(PT. Tanjungenim Lestari Pulp & Paper)への出資を始め、2005年にはMHP(PT. Musi Hutan Persada)を買収して、インドネシアでの植林ビジネスを本格的にスタートしました。しかし、ここからが大変でした。アカシアの植林が病害で被害を受けるなどし、うまくいかなかったためにユーカリに切り替えたり、手間のかかるユーカリの育成技術を高めたりして、2018年頃にようやくビジネスが軌道に乗ってきたのです。現在、MHPでは29万ヘクタール(総事業面積)の植林地を管理し、TELでは年間49万トンの紙パルプを生産しています。なお、丸紅は現在、TELに約85%、MHPには100%の出資をしています。

〈植林事業責任者〉と〈電気計装エンジニア〉をなぜ求めているのですか?

向井:単刀直入に言えば、専門的な知見を持った「助っ人」に加わっていただきたいからです。私たちは本来商社であり、メーカーではありません。紙製品やパルプのトレードは生業として得意とする分野ですが、主体的な立場(メジャー出資者として)から中長期的な視点に立ち広大な植林地の経営を行ったり、パルプ工場を保守管理したりする知見・ノウハウは不足しておりました。今回のインタビューに登場する榎本・向井・義之・吉野の4名は全員理系出身者ですが、そもそも理系出身者自体が社内に決して多くありません。そこで今回、インドネシアで長期にわたって植林と紙パルプ工場の現場を支えていただける方を求めている、というわけです。

MHPで〈植林事業責任者〉として働く醍醐味を教えてください。

義之:植林事業責任者は、製紙会社などで植林に携わった経験のある方を想定しています。そうした方にとって、MHPの第一の魅力は「規模」ではないでしょうか。29万ヘクタール(東京都の約1.4倍)の事業面積というのは、めったにない規模です。年間2万ヘクタールほどを伐採します。私はいままさに、インドネシアの現場で植林管理に携わっているのですが、この規模の面積を細かく見ていくのは決して簡単ではない、と日々実感しています。たとえば、いつどこに植えたのか、あの地域はどのような土壌なのか、といったことをよく覚えておかないと、そのつどの判断がぶれてしまいますが、森林全体を熟知するのは大変です。こうした難易度の高い環境こそ、植林研究開発の知見・ノウハウを活かしたい方にとっては最適の場、やりがいの大きな場ではないかと思います。

向井:もう1つの魅力は、「自由にのびのびとチャレンジできること」ではないかと思います。MHPは丸紅100%出資で、戦略策定から実行まで我々で全て決定しコントロールできます。今回入社する方には、約1000名が働くMHPの植林計画のトップとして、収量の極大化に向け、ご自身の考えを長期視点で自由に反映していただくことができます。土地に合った品種、最適な育て方などを存分に追求していただけたらと思います。当然ながら、天候などは毎年変わるわけで、植林が予定通りに進むことなどありえません。だからこそ、植林事業責任者が、自らの経験と責任で柔軟に決定できる体制が重要だと考えています。MHPにはそうした体制が整っています。

義之:付け加えると、ユーカリ・ペリタは基本6年で伐採します。つまり、自分のチャレンジの成果が6年で見られる、ということです。植林事業としては早いサイクルでしょう。これもMHPで働く長所の1つと言えるのではないかと思います。

TELの〈電気計装、設備・機械保全エンジニア〉として働く醍醐味はいかがでしょうか?

吉野:電気計装エンジニアは、エンジニアリング会社で電気計装設備の設計・施工を行ってきた方や、何らかの工場の電気計装設備を保守管理してきた経験のある方を広く募集しています。電気計装設備はどのような工場でも共通点が多いため、紙パルプ工場の経験がなくても問題はありません。設備・機械保全エンジニアに関しても同様で、紙パルプ工場に限らず大型設備のメンテナンス経験のある方を広く募集しています。なお、年齢や経験にもよりますが、基本的にはマネジャーとして30~50名の現地社員をマネジメントしていただくことを想定しています。

TELで働く魅力もMHPと同様で、裁量の大きさと工場規模の大きさです。TELも丸紅主導で経営しており、いろいろと主体的に進めていただけます。基本業務は、既存設備の保守管理計画を立て、実行していただくことや各種トラブル対応などですが、メンテナンスやアップグレードだけでなく、新たなアセットの導入もミッションの1つです。必要があれば、新アセットの導入を提案していただき、その設計・施工を担当していただくことも可能です。規模の大小はありますが、ここ数年では毎年新アセットの導入実績があり、今後も導入の可能性は十分にあります。900名近くが働き、年間49万トンの紙パルプを生産する工場ですから、新たに変える余地は多くあるのです。

MHP同様、TELにも工場運営の知見・ノウハウが不足しています。電気計装のバックグラウンドを十分に持った社員がいないため、保守計画を立てる際にもわからないことが多いのが現状なのです。また、保守データの蓄積があまりなく、データ蓄積のシステムや手順も確立できていません。これまでの経験・ノウハウを活かして、そんな私たちを助けていただける方、この工場を変えていただける方を求めています。

インドネシア人社員は若手の意見にも真剣に耳を傾けてくれる
周辺地域やインドネシアを良くする使命感も持っていただけたら嬉しい

MHP・TELの社風や環境について教えてください。

向井:MHPとTELがあるのは、南スマトラ州ムアラエニム県です。インドネシアの首都ジャカルタから南スマトラの州都パレンバンまで飛行機で1時間、そこからさらに車で3時間ほど行ったところにあります。植林事業責任者の方は同じような環境で働いてきたと思いますが、電気計装エンジニアの方は最初驚くかもしれません。ただ、敷地内にはタウンサイトがあり、日本食の食堂やコンビニもありますし、フットサルコートやテニスコートなども充実しています。また近くにはゴルフ場もあります。そうした環境はかなり整っています。

義之:植林管理は朝から晩まで森の中ということが多いですが、それが苦でない方ならまったく問題ないと思います。私自身、実際に暮らしていて、生活面で辛いと感じることはほぼありません。空港から飛行機で1時間飛べばジャカルタにもシンガポールにも行けますから、休日に1~2泊の小旅行を楽しむことも十分に可能です。MHPもTELも部下のほとんどはインドネシア人ですが、一方で日本人駐在員も少なくありませんから、何かと気軽に相談することもできます。

吉野:インドネシア人は総じてフランクで、すぐに仲良くなれます。日本人に対して友好的な方も多く、私のような若手の意見にもみんな真剣に耳を傾けてくれます。英語も決して流暢である必要はありません。そうした意味では海外工場ではありますが働きやすい環境だと思います。
インドネシアと日本とでは物事の進め方が違うこともありますが、日本人とはまた違ったアプローチでマネジメントをする面白さもあります。なお、TELでは欧米・アジア圏の海外機器メーカーの方との往来も多く、インドネシア国内に限らずグローバルな環境で働くことができます。

最後に、読者の皆さんにメッセージをお願いします。

榎本: MHPもTELもまだ対応すべき課題はたくさんあります。新たに入社する方々には、ご自身のノウハウ・知見をどんどんアウトプットしていただき、より良いかたちに変えていっていただけたらと思います。また、MHPやTELは勿論のこと、周辺地域やインドネシアの発展への貢献も意識していただけると嬉しいです。

向井: MHPとTELは、地域では知らない人がいないくらい大きな存在で、間接雇用者も含めると、1万人近い雇用を生み出しています。また、学校運営も手がけており、地域社会・経済に対するインパクトは大きいものがあります。ですから、MHP・TELを変えることは、地域貢献にもつながるのです。

榎本:周辺地域やインドネシアを良くする、という意味でも使命感を持って取り組んでいただける方を、私たちは大歓迎したい。ぜひお待ちしています。

丸紅の概要

丸紅グループの在り姿は、「Global crossvalue platform」。時代が求める社会課題を先取りし、事業間、社内外、国境、あらゆる壁を突き破るタテの進化とヨコの拡張により、社会・顧客に向けてソリューションを創出します。丸紅グループを一つのプラットフォームとして捉え、グループの強み、社内外の知、ひとり一人の夢と夢、志と志、さまざまなものを縦横無尽にクロスさせて新たな価値を創造します。

  • 創業:1858年5月
  • 従業員数:4,404名
  • 資本金: 262,686百万円
  • 収益:6,827,641百万円(2020年3月期)

丸紅株式会社 フォレストプロダクツ本部 パルプ部 部長代理 榎本卓哉 氏

丸紅株式会社 フォレストプロダクツ本部 パルプ部事業課 向井周平 氏

丸紅株式会社 フォレストプロダクツ本部 PT. Tanjungenim Lestari Pulp & Paper, Procurement Manager 吉野嵩大 氏

PT. Musi Hutan Persada General Manager, Planning Division 義之剛弘 氏

担当ヘッドハンターの目線

別宮潤氏
株式会社リクルートキャリア ハイキャリア・グローバルコンサルティング部グローバルチーム

◇2013年:食品専門商社に新卒入社
◇2013~2016年:広島にて、主にロジスティック企画、管理に従事
◇2016年:リクルートキャリアに中途入社
◇2016年~2019年:岡山にて、中途採用コンサルティング
◇2019年~2020年:RGF HR Agent Vietnam Co., Ltd. に出向
ベトナムハノイにて、ベトナム進出の日系企業を対象に、日本人やベトナム人を中心とした採用コンサルティング
◇2020年~現在:東京本社にて、海外事業人材のサーチコンサルティング、転職支援。
(海外事業経営幹部や海外駐在員ポジションの採用、転職支援)

さまざまな意味で社会的インパクトの大きい「総合商社らしい」案件
使命感を覚えながらイキイキと働ける環境がある

インドネシアの29万ヘクタールもの土地に植林を行い、世界中に大量の紙パルプを供給する。周辺地域に1万人もの雇用を生み出す。ひいては、ビジネスを通して地球の持続可能性を高めることもできる。このダイナミズムと社会的インパクトの大きさが、実に総合商社らしい案件です。

今回のインタビューでは、特に現地で働く吉野様・義之様が、使命感を覚えながらイキイキと働いている姿が印象的でした。新たに入社する方も、同じようなマインドセットで働くことができる環境が整っています。地域社会や世界への貢献意識を持ちながら、これまでの知見・ノウハウを活かして、自分のやりたいことを追求できるのです。これが今回の募集で最も魅力的な点ではないかと考えています。

また、電気計装エンジニアに関していえば、工場の電気計装設備の保守エンジニアの方々だけでなく、エンジニアリング会社で電気計装設備の設計・施工に携わってきた方のなかにも、適した方が多くいらっしゃるのではないかと感じています。新アセットの導入チャンスが十分にあり、ものづくり魂を持つ方の希望も叶えられるためです。

何かを成し遂げたい、そんな想いのある方からのご応募をお待ちしております。