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2019.03.15

Hondaが、AIや情報技術を駆使して、クルマの快適さ、心地よさを追求したいAIエンジニア・ソフトウェアエンジニアを多数募集

本田技術研究所(Honda)が、AIエンジニア・ソフトウェアエンジニアを多数募集している。その背景に何があるのか、AI・情報技術における「Hondaらしさ」とは何か、どのようなメリット・面白さがあるのか、職場環境はどうなのか、といったことを、四輪R&Dセンター 第8技術開発室 室長 主任研究員 茂原安志氏と、同じく主任研究員の多田昌弘氏に伺った。

「人間中心のインターフェイス」をよりスピーディーに創造するため
多様なバックグラウンドのAI・ソフトウェアエンジニアを求めている

いまなぜAIエンジニア・ソフトウェアエンジニアを多数募集しているのですか?

茂原:ご存知の方も多いと思いますが、自動車業界はいま激動の時代を迎えています。コネクテッドカー、EV(電気自動車)、知能化、 MaaS、完全自動運転など、さまざまなバズワードが飛び交い、業界全体が大きく変わろうとしている最中です。そのなかで、AIと情報技術は大きな役割を担っています。簡単に言えば、それが、私たちが多様なバックグラウンドのAIエンジニア・ソフトウェアエンジニアを広く求めている理由です。これは私たちに限らず、自動車業界はどこもそうだろうと思います。

そのなかで、私たちは2017年に「Honda Innovation Lab Tokyo」を開設。東京・赤坂にAI・情報技術の拠点を立ち上げました。研究所の本部は栃木にあるのですが、栃木の拠点だけでは、AIエンジニア・ソフトウェアエンジニアはどうしても動きを取りにくいのが実情です。海外を含めた外部の先進企業と協働する際、東京に拠点があったほうが物事を早くスムーズに進められるのは間違いないこと。Honda Innovation Lab Tokyoは、私たちにとって欠かせない場であり、その規模をどんどん拡大していきたいと考えています。専門性の高い中途採用者を中心に増やし、スピーディーにやっていくというのが、Honda Innovation Lab Tokyoの方針です。

AI・情報技術における「Hondaらしさ」はどこにあるのでしょうか?

茂原:一言で言えば、「人間中心のインターフェイス」にこだわっている点です。「人間中心」はHondaが一貫して大切にしてきた考え方で、今後もそれを変えるつもりはありません。もう少し具体的に言えば、先進のAI・情報技術をユーザーにみせびらかすようなことはしたくない、という強い想いがあります。むしろ、ユーザーには、AIや情報技術をできるだけ意識せずに使っていただきたい。私たちが目指すのは、AIや情報技術をクルマの各所にさりげなく駆使しながら、ユーザーエクスペリエンス(体験価値)を高め、ユーザーの快適さ・心地よさを向上させることなのです。安全運転支援システムHonda SENSINGやサポカー(セーフティ・サポートカー)など、安心安全に主眼を置いた技術を強化しているのも、そうした方向性の表れです。

ただ一方で、国内の消費者ニーズが多様になっていることも確かです。たとえば、若年者層や高齢者層に受け入れていただくために、私たちが対応すべきことはあると考えています。そうした面では、できるだけ柔軟に動いていく姿勢を取っています。また、私たちは世界中にクルマを販売していますが、国や地域によってユーザーの考え方や流行が異なるため、それぞれの国・地域に合わせたクルマづくりを進めることも重要です。私たちは、こうしたグローバルでの要求の多様化にも真摯に向き合っています。「人間中心」というHondaの中核的な人格は変えませんが、一方で時代に合わせて、次々に変化していきたいという気持ちももっているのです。

センシング環境・インタラクション環境として優れている
関わった製品が世の中を走る、手を挙げればやりたいことができる

AIエンジニア・ソフトウェアエンジニアがHondaで働くメリットや面白さはどこにあるのでしょうか?

多田:いくつもあるのですが、まずクルマが、「センシング環境」「インタラクション環境」として優れていることが挙げられます。ユーザーは、クルマに一度乗ったら、基本的にはその場から動かず、比較的長時間乗り続けます。場が固定されているためセンシングしやすく、ユーザーと長時間のコミュニケーション、インタラクションを取りやすいのです。また、乗っている間、クルマは運転するユーザーを専有することができます。運転者は、運転の最中はクルマから意識を離すことができません。常にクルマと濃密な時間を過ごすわけです。その意味でも、クルマはセンシング環境・インタラクション環境として面白い。ソフトウェアエンジニアとして、私はこの点に大きな魅力を感じていますし、同様の反応を示すエンジニアが多いだろうことも想像がつきます。

茂原:また、Hondaは四輪だけでなく、二輪、パワープロダクツ、マリン、そしてHondaJetと、多様な製品群をもっています。数々のモータースポーツにも参戦しています。四輪以外の製品から取れるデータも使える、四輪以外の製品ともサービスを連携できる、というのは、Hondaならではでしょう。この点も、AIエンジニア・ソフトウェアエンジニアにとって、大きなアドバンテージになる可能性があります。

多田:それから、これは私が転職してきた理由の1つでもあるのですが、「自分の関わった製品が世の中を走るチャンスが大きい」ことを魅力に感じる方も多いはずです。私と同じように、多くのAIエンジニア・ソフトウェアエンジニアの方が、自分がどのように社会に貢献しているかを見たい、実感したいという欲求をもっているでしょう。Hondaなら、そのニーズに応えることができます。さらにいうと、私にとっては、デザインチームと協働でき、製作中のデザインを逐一見ることができるのも刺激的です。カッコいいデザインができ上がっていくのを見ると、いつもワクワクするのです。

職場環境はどのような感じですか? どのような方を求めていますか?

多田:ソフトウェアエンジニアの視点から言うと、思っていた以上に働きやすいという実感があります。その大きな要因の1つは、「AI」が社内のバズワードだからです。社内の多くの方が、私たちAIエンジニア・ソフトウェアエンジニアの意見を求めており、私たちの言葉に耳を傾けてくれます。もう1つの大きな要因は、Hondaの上層部がAI・情報技術を重視しており、組織的に動きやすい環境を用意してくれているからです。その点でも特に心配はありません。

一方で、Hondaには、人間感性の研究者、デザインの専門家、機械系エンジニアなど、さまざまなスペシャリストがおり、彼らと協働するのはいつも新鮮です。たとえば、人間感性の研究者の方々の意見はいつも深く鋭く、しかもソフトウェアエンジニアとはアプローチが異なるため、日々さまざまな形で刺激や影響を受けています。また、知能化とハードを融合する上では、部品一つから作り変えるケースも出てきますから、デザイナーや機械系エンジニアと協働するチャンスもあります。このようにして、AIエンジニア・ソフトウェアエンジニア以外のメンバーと一緒に働くことを面白いと思える方なら、間違いなく居心地が良いはずです。

茂原:Hondaには「ボトムアップ文化」があります。自分から手を挙げ、主体的に行動を起こすメンバーの集まりなのです。わかりやすい例を挙げると、海外出張も上司の指示ではなく、部下のほうから「来週、海外出張に行ってきます」と報告して行ってしまうほうが多いような会社です。ですから、自分で何か実現したいことがあり、Hondaの場を使って、Hondaのメンバーの力を借りながら、それを実現するのだ、というくらいの意志をもった方のほうが働きやすい会社です。

多田:その意味でいうと、私がHondaに入社を決めた理由の1つは、自分の裁量権が大きいことでした。私はメンバーの採用に自ら関わり、自分の手でチームを創りたいという希望があったのですが、実際にその希望がとおり、現在はメンバーの採用も手がけています。こうしたチャレンジができるのは本当にありがたいと思っています。

茂原:なお、私たちは、特に若いうちにグローバルを体験することが重要だと考えています。そのため、シリコンバレーを拠点とするHonda Innovationsと人材交流をしたり、国内外のモーターショーにメンバーを派遣したり、海外大学・海外ベンダーと議論・対話する場を用意したりといった施策も積極的に進めています。こうしたチャンスもどんどん活かしていただけたらと思います。

最後に、読者に向けてメッセージをいただけたらと思います。

茂原:お話ししてきたとおり、Hondaには個人の能力を活かす環境があります。やる気があれば、どんどん伸びることができるはずです。果敢にチャレンジしていただけたらと思います。

多田:Hondaには「なぜなぜ分析」が根づいています。なぜなぜ分析とは、ある問題の要因「なぜ」を提示した後、そのなぜの要因「なぜ」を考え、さらにそのなぜを考える…という分析手法で、自動車業界では一般的なものです。これがソフトウェアエンジニアの私には新鮮でした。なぜなぜ分析をとおして深い議論をすると、考える力や調べる力が鍛えられるのです。異業界に転職すると、こうしてさまざまな面で刺激が得られます。ぜひ飛び込んでみてください。お会いできるのを楽しみにしています。

【本田技術研究所の概要】
Hondaが信じるもの、それは夢。夢は人々に、まだ見ぬ喜びを届けてくれます。Hondaが創りだすもの、それは新しい価値。夢をかなえるために、今日も一人ひとりが、チャレンジを続けています。そして、夢を手にした人々の笑顔が、私たちに次のチャレンジに向かう情熱と勇気を届けてくれる。The Power of Dreams Hondaは夢がくれる力を通して、お客様、そして社会と喜びを分かち合っていきます。

  • 設立:1948年(昭和23年)9月
  • 資本金:860億円
  • 従業員数:21万5,638名(連結・2018年3月31日現在)
  • 売上高:15兆3,611億円(2018年3月期)
株式会社本田技術研究所
四輪R&Dセンター 第8技術開発室 室長 主任研究員 茂原安志氏

1990年に本田技術研究所に入社、以来一貫して車体電装領域の開発に従事し、ワイヤーハーネス・BODY制御ECU・HMI・IVIの開発に携わり、2013年より当該領域のマネジメントを経験。海外駐在を経て2018年よりHMI知能化・IVI研究開発の現職に就任し、Honda UXを高めるべく、技術開発の統括を担う。

株式会社本田技術研究所
四輪R&Dセンター 第8技術開発室 第1ブロック 主任研究員 多田昌弘氏

総合電機メーカーにて主にPCのソフトウェア開発に従事し、2度の海外駐在を経験する中で、海外パートナーとの協業を推進しながら製品開発に携わる。その後2016年本田技術研究所へ入社。Honda Innovation Lab Tokyoにて四輪のHMI知能化研究及び戦略立案を行うとともにチームビルディングを実施中。

  • HMI/インフォテイメント領域のAI技術開発

    年収:700〜1200万円

    勤務地 東京/栃木
    業種 メーカー > 自動車・自動車部品
    職種 組み込み制御 > プロジェクトマネージャー(組み込み制御系)
    組み込み制御 > エンジニア(組み込み制御系)
  • IVI及びデジタルコックピットの研究・開発

    年収:700〜1200万円

    勤務地 東京/栃木
    業種 メーカー > 自動車・自動車部品
    職種 電気・電子 > 回路設計・電気制御設計
    組み込み制御 > プロジェクトマネージャー(組み込み制御系)
    組み込み制御 > エンジニア(組み込み制御系)

担当ヘッドハンターの目線

所 寿紀氏株式会社リクルートキャリア ハイキャリアコンサルタント

在アメリカ合衆国日本国大使館、大手半導体メーカーの商品企画、技術営業を経て、2006年リクルートキャリアへ入社。技術領域専門のキャリアアドバイザー、関西大手メーカーの営業担当、東海圏のサーチコンサルタント(主に自動車業界)を経験。現在はプレイングマネジャーとして東京本社で先進技術領域(主に車載業界やロボティックス業界、通信業界など)におけるコンフィデンシャル案件をはじめ管理職・経営幹部などのハイキャリア案件を担当。とりわけ車載業界におけるネットワークは随一です。

「AI・情報技術で何ができるのか?」を提言できる人材が求められている

私が見る限りでは、Hondaが求めているのは、AIや情報技術をとことん突き詰めるタイプのエンジニアではありません。それよりも、「AI・情報技術で何ができるのか?」「AI・情報技術を使ったら、どんなクルマが実現できるのか?」を提言できるタイプのエンジニアです。そして、社内のさまざまな部署や社外の協力ベンダーなどと折衝・交渉しながら、彼らとともに前に進んでいき、画期的なクルマづくりをリードしていける人材です。

クルマに興味関心があり、好奇心が旺盛で、何かしら実現したいサービスや実現したい世界観をもっている方なら、きっとHondaで活躍できるはずです。茂原様・多田様のお話にあったとおり、自動車業界はいま大きな変革を遂げている最中で、特にデータビジネス化が急速に進んでいます。生活密着型の良質なデータが大量にあるという点も、AIエンジニア・ソフトウェアエンジニアの方々には大きな魅力ではないかと思います。また、Hondaには四輪以外にも、二論・パワープロダクツ・マリン・HondaJet・モータースポーツなどの多様なデータ、多様なUXがあります。そうした点が面白いと感じる方には、まっさきにHondaをお勧めします。

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