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2016.01.28

アクセンチュア

2015年12月、アクセンチュアのなかに「アクセンチュア・コンサルティング」が新設された。先に立ち上がっていた「アクセンチュア・ストラテジー」「アクセンチュア・デジタル」などと並ぶ組織である。それに合わせて、アクセンチュア・コンサルティングではいま、キャリア採用を積極的に推進している。そこで、アクセンチュア・コンサルティングができた背景、積極採用の理由、求める人物像、今後アクセンチュアの目指す方向などを、取締役副社長の関戸亮司氏に伺った。

2015年12月、「アクセンチュア・コンサルティング」を新設
業界横断型プロジェクトや協業プロジェクトなど、重要テーマの比率を高めている

「アクセンチュア・コンサルティング」が新たに立ち上がった経緯を教えてください。

アクセンチュアは長らく、「アクセンチュア」という一つのブランドのもとでビジネスをしてきましたが、2年ほど前から、戦略コンサルティングを行う「アクセンチュア・ストラテジー」、デジタル・マーケティングやモバイル活用、データ分析を担う「アクセンチュア・デジタル」、BPOやインフラストラクチャ・アウトソーシングに取り組む「アクセンチュア・オペレーションズ」、テクノロジーとシステム・インテグレーションに強い「アクセンチュア・テクノロジー」といったブランドを立ち上げてきました。最後に、コンサルティングの専門家が集まった「アクセンチュア・コンサルティング」を2015年12月に新設したのです。

これまでと何が違うのでしょうか?

新たなブランドが立ち上がったからといって、アクセンチュアのコンサルティング・ビジネスが大きく変わるわけではありません。15年ほど前に「ビジネス・インテグレーション」という概念を打ち出して以来、私たちは一貫して、お客様のビジネスや組織の統合的な改革に携わってきました。これからもそれを続けていきます。

ただ、これを機に「アクセンチュアのコンサルティング」を再定義し、ほかとの違いを明確にしていきたいとは考えています。おそらく今後、データを集めて分析し、洞察を加えて文書にまとめ、実行する「従来型のコンサルティング・ビジネス」は成熟化が進み、差別化が難しくなっていくでしょう。時代の変化を踏まえて、私たちはいま、「アクセンチュアらしいコンサルティング」「アクセンチュアしかできないコンサルティング」とは何かをはっきりさせていく必要があるのです。

最近、アクセンチュアで増えているのが、「デジタル・テクノロジーを駆使した業界横断型ビジネス」や「業界・業種の垣根を越えた改革」に対するコンサルティングです。たとえば、金融業界と物流業界をつなぐデジタル・マーケティング、病院と製薬メーカーと保険会社が協力して行うデジタル・ビジネスといった「新たな形の協業」が大きな価値を生み出す時代になってきています。こうしたプロジェクトで、アクセンチュア・コンサルティングは二つの強みを発揮できると考えています。一つは、インダストリーの文脈を広く俯瞰し、深く洞察して、プロジェクト全体を「アーキテクト」できる究極のゼネラリストともいうべきコンサルタントが多数在籍していること。もう一つは、企業や業界の垣根を越えた新しい組織、新しい仕組みを構築する道筋をマネージできるコンサルタントがやはり多いことです。

ほかの強みを教えてください。

大きな特徴として、社内にエクセキューション(実行)の組織やチームが多様に存在することが挙げられます。私たちが手がけたコンサルティングを、アクセンチュア・テクノロジーのITエンジニア、アクセンチュア・デジタルのクリエイター、アクセンチュア・オペレーションズのBPOスペシャリストなどが形にしてくれるのです。コンサルティングが実際に成果を出すには優れたサービス・デリバリーが欠かせません。サービスの層が厚くバラエティが豊富な点は、アクセンチュアの確固たる強みです。

業界横断型プロジェクトとともに最近急増しているのが、「アウトカム志向」のプロジェクトです。私たちがコンサルティングで描いたビジョン、設計したビジネスを、お客様とリスクをシェアし、ジョイントベンチャーなどを立ち上げて自ら実現していくプロジェクトが次々に出現しているのです。

もちろん、「グローバルに強い」こともアクセンチュアのすばらしい優位性で、世界各地のアクセンチュア・メンバーとの協業は増える一方です。人事プランの標準化など、日本企業がグローバル展開を行なう上で抱える課題は多く、日本から海外へ長期出張するケースなども年々多くなっています。一方で、世界中の膨大なノウハウやリソースを国内で活用できるのも、アクセンチュアが世界56カ国200都市以上でビジネスを行っている恩恵です。

アーキテクト能力、マネジメント能力、プラクティス能力のうち、何に秀でていてもかまわない 多様なメンバーが互いにリスペクトしながら、チームで成果を出していくのがアクセンチュア

今回採用する方に、どのような役割を担ってほしいと思っていますか?

それは、一言では語れません。アクセンチュア・コンサルティングには多岐にわたるプロジェクトがあり、多種多様な人材が必要とされているからです。ただ一つ言えるのは、これまでお話ししてきたとおり、従来のコンサルティング業務だけでなく、エクセキューションにも積極的に関わっていただきたいということ。今後は、自らコンサルティングして立ち上げたジョイントベンチャーに、コンサルタントが数年出向するといったことも珍しくなくなるでしょう。事業会社の世界は、熱意やコミットメントなど、コンサルティングファームとは違った能力が生きるところ。そこで経験を積むことが、コンサルタントとしても間違いなく糧になるはずです。コンサルティングとエクセキューションの両方が経験できることをメリットに感じる方には、ぜひ来ていただきたいと思います。

おそらくこれからは、エクセキューションの経験・スキルがあるコンサルタントが、マーケットでの価値を高めていける時代になっていくでしょう。アクセンチュアは人材の会社。私としては、メンバー全員に自らの価値を高め、幸せになっていただきたい。そのためにもデジタル領域やグローバル領域のプロジェクト、業界横断型プロジェクトや協業プロジェクト、あるいは日本の重要テーマに関わるプロジェクトの比率を高めています。入社後は、さまざまな挑戦を行い、思いきりストレッチしていただけたらと思います。

どういった能力を持つ方を求めているのでしょうか?

私は、コンサルタントの能力は突き詰めると3つしかないと考えています。1つ目は「アーキテクト能力」で、白いキャンバスにゼロから新しいものをデザインし、イメージを描ける力。2つ目に「マネジメント能力」、大プロジェクトを動かしていける人間力です。3つ目は「プラクティス能力」で、業界知識、テクノロジー知識など、何らかの専門知識です。このすべてが100点という方はほぼ存在しません。3つとも平均点を超えた上で、いずれかに秀でている方であれば、私はアクセンチュア・コンサルティングで十分に活躍できると思います。

コンサルタントというと、話上手でマネジメントに長けているイメージがあるかもしれません。確かにそういったコンサルタントも多いですが、一方で、あまり話が得意でないけれど、ある領域に非常に詳しいメンバーや、マネジメントは少し苦手だけれど、新たな仕組みを創るのが得意なメンバーなども増えています。アクセンチュアは、チームとして最大のパフォーマンスを出す会社ですから、チームワークさえ得意なら、能力はむしろ多様な方がよいのです。特にプラクティス能力の高い人材を求めるため、私たちはいま、コンサルタント経験者に加えて、さまざまな異業種出身のコンサルティング未経験者の採用を積極的に推進しています。ある業界を深く知る方はもちろん、いくつかの業界を広く知っている方も求めています。そうした方々に対しては、コンサルティング・スキルを短期間で身につけられる「コンサルティング・ブートキャンプ・トレーニング」を用意し、これまでの経験・知識を十二分に活かせるプロジェクトを優先的にアサインするなど、無理なく取り組んでいただける環境を整えています。

なお、社内の組織体制はフレキシブルで、異動のチャンスは数多く、入社後に得意領域を広げる、道を変えてキャリアアップするといったことも可能です。私自身、テクノロジー部門からストラテジー部門へ異動し、またテクノロジー部門に戻りました。また、大きな会社ではありますが、社会的インパクトの大きなものであれば、実験的プロジェクトを少人数で動かし、大きな成果を出していくといったチャレンジも十分に可能です。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

正直に言って、私たちは危機感をもっています。日本の重要テーマを解決するプロジェクトをいくつも立ち上げ、エクセキューションにも深く関わっていかなければ、アクセンチュアの存在意義は早晩薄れていってしまうのではないかと本気で考えています。だからこそ、これから入社する皆さんには、たとえば人口減少をプラスに転換するプロジェクト、地域活性を実現するプロジェクトなど、日本社会をサステナブルな構造に変えていき、5年後、10年後、それ以降の日本と日本人を幸せにする仕事にぜひ取り組んでいただきたい。そうした熱意をおもちの方に来ていただけたら、嬉しい限りです。

【アクセンチュアの事業概要】
ストラテジー、コンサルティング、デジタル、テクノロジー、オペレーションズの5つの領域でサービスを提供する総合コンサルティング企業。お客様がより高いビジネス・パフォーマンスを達成できるよう、お客様と協力して革新の実現に取り組んでいる。

  • 設立:1995年12月
  • 従業員数:約6000人(2015年8月31日時点)
  • 資本金:3億5千万円
アクセンチュア株式会社 取締役副社長 アジア・パシフィック 金融サービスグループ 関戸 亮司氏

1989年、アクセンチュア株式会社に入社。2000年にパートナーに昇格し、2004年に金融サービス本部統括本部長に就任。執行役員を経て、2012年3月から代表取締役副社長。金融サービスのスペシャリストとして、国内大手銀行や金融機関の多岐にわたるコンサルティングを手がけてきた。

  • コンサルタント

    年収:800万円 〜 1,800万円

    勤務地 東京
    業種 コンサルティング > コンサルティング・シンクタンク
    職種 コンサルタント > 戦略コンサルタント
    コンサルタント > 業務プロセスコンサルタント
    ITコンサルタント > システムコンサルタント
    本求人は募集終了しました。

担当ヘッドハンターの目線

織田 直子氏株式会社リクルートキャリア ハイキャリアグローバルコンサルティング部

日系企業においてITコンサルティングに従事した後、金融業界向けの法人営業を経て現職。現在はハイキャリア層のサーチ部門にて金融・IT・コンサルティング業界のハイクラス人材のスカウト、転職サポートを行う。得意領域は、クラウド関連のエンジニア、企画ポジション。インフラ(ネットワーク、サーバー、ストレージ等)関連のエンジニア、セールス、プリセールスポジション。金融業界向けシステムエンジニア、コンサルタント。コンサルティングファーム(業務、ITコンサルタント、デジタル領域、リスクコンサルティング領域)など。内資・外資問わずベンダー、SIer、コンサルティングファームに幅広く決定実績がある。

成長意欲と社会貢献意欲の強い方にお勧めしたい
短期間での成長スピードは驚異的

アクセンチュアは、いち早くアクセンチュア・デジタルを立ち上げるなど、規模だけでなく新領域・新ビジネスへのチャレンジという面でも業界を牽引する一社です。しかも、その姿勢が会社全体に浸透しており、社員の方々一人ひとりが日本社会の先を深く読み、難しいテーマにしっかりと向き合って、的確なアウトプットを出し続けています。及第点でなく、常に最高点を目指すような「成長意欲」の高い方、クライアントの変革だけでなく、その先の社会変革を意識して取り組む「社会貢献意欲」の高い方が多いのが特徴で、この二つの意欲が高い方には、アクセンチュアの求人をよくご紹介しています。特に短期間での成長スピードは驚異的で、早く成長したい方には最適な環境です。

最近、アクセンチュアは各業界で第一級の活躍を見せている方々の知恵を結集すべく、異業界出身者の採用にも積極的です。アクセンチュアには、ほかにはないプロジェクト、知識やノウハウ、人材ネットワークがある。私はコンサルタントへの転身をまったく考えていない方にもアクセンチュアをお勧めするケースが多いのですが、それは、事業会社では積めない経験・キャリアがここにあるからです。ダイバーシティを体現する会社ですから、異業界からの転職で居心地が悪いといったこともないはずです。ただし、コンサルタントは自分をプロモーションする必要がある仕事。未経験者の方には、少し大げさかもしれないと思うくらい、ご自身を社内外にアピールしていったほうが楽しめると思いますと、よくお伝えしています。

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