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会社の成長を支える組織づくり! 人気のスマホゲームを生み出す会社の秘密とは

ブループリント社が運営する、NBAから公認を受けたスマホゲーム「NBAドリームチーム」は150万ダウンロードを超えており、リリースから3年以上経った今(2016年11月)でも人気のゲームとして愛されています。

一般的なソーシャルゲームの運用期間は1年間といわれる中で、ブループリント社がこれだけ長く愛されるゲームを運営できている理由は、社内の仕組みにありました。具体的にどのような仕組みがあるのか、ブループリント社の広報・山口ももこ氏に聞いてきました。

身を以て体験できる環境が開発にも結びつく!

コーディングする男性

ゲーム開発を行う会社として、何か特別な人事制度はありますか?

エンジニアは、それぞれ好みのパソコンを指定できます。また、最近会社で力を入れているVR事業を進めるため、会社の会議室を1つ潰してVR部屋を立ち上げました。2016年はVR元年と言われていますから、今後も更にVRに関する研究や開発は進んでいくと思います。その流れをしっかりと掴み、エンジニアがちゃんと作れる、作りたいと思える環境は会社としてサポートしています。

VR部屋
VR機器

社内イベントから事業に発展!?

社内イベントも多いと伺ったのですが、どういったものがあるのでしょうか?

ブループリント社では、毎月ハッピーウェンズデーというイベントがあります。いずれかの水曜日に社員が3人1組になり、特定のテーマに関する食べ物を振る舞うというものです。また、社長から月のまとめや今月の言葉、その月の誕生日の方をお祝いするなど、みんなでテーマに沿った食事を囲みながら、ワイワイ交流を深めるようにしています。

その時に流行っているゲームで対戦をしたり、ゲーム大会を開催したり、ゲームを作る会社らしく、新規のゲーム立案コンテストもやっていますし、サジタリウスというゲームはそこから生まれました。立案されたゲームが実際に開発されるのを目の当たりにすることで、他のメンバーも積極的に提案を行うようになってきましたね。

SAGITTARUS

他にも、「一日遠足コンテスト」というものがあります。その日はチームごとに外に出掛けて「とにかくどれだけ面白いことを思いつけるか」ということに挑戦し、会社のビジョンでもある「どれだけチームで考えられるか」ということを実践します。あらためてミッション・ビジョンを考える機会にもなるし、どれだけみんながビジョンを自分の中に落とし込んでいるかも確認できます。

面白いゲームも会社もコミュニケーションから始まる

社内のイベントは、どんな風に立ち上がるのですか?

今のところは「こんなのあったらいいよね」と誰かが声をあげて、経営会議で確認してから作られています。もちろん会社としてもまだまだ未完成ですから、成功したイベントもあれば「これは失敗だったな」というものもあります。

過去に失敗だった事例としては、チャットで社員それぞれが、今までやってきた経験や考えていること、やりたいことをミッション・ビジョンにからめて、発信していく取り組みです。全員リレー式で回す取り組みでしたが、不評だったこともあり、すぐに終わってしまいました。通常業務がある中で、アウトプットする人たちとインプットする人たちとの熱量に差がありました。やっていて単純に面白くなかったのもあります。面白くないと社員の方も乗ってきません。制度もイベントも、みんなが好きなことで伸ばしていくのが大切だと思っています。

オフィス風景

社内の環境もコミュニケーションを大切にしており、1つのプロジェクトごとに島ができていたり、PCモニターよりも高いものが机の上になく、疑問に思ったことや新しい意見を「通常の会話」のように話すことができるようにしています。各島の近くには移動式のホワイトボードが設置されており、それぞれのアウトプットをすぐに可視化することができます。意見がすれ違った時に、すぐに解決した方がメンバー同士の関係性も円滑になるため、しっかりとアウトプットを整理する環境を作っています。

当たり前のことのようですが、風通しの良い環境を“あえて”用意することが、ゲームの長期運用にはとっても大切なのです。

最後に、クリエイティブな企業であり続けるため、人事制度を作る上で最も大事にしていることはなんでしょうか。

「組織を強くしてからいいものを出そう」ではダメで、社員みんなで、もがきながら強い組織にしています。その中でも、みんながのびのびと仕事をするための軸として、特にビジョンを大切にしています。「プロフェッショナルの集団であれば、ミッション・ビジョンがなくてもやれるよね?」という考えもありますが、ミッション・ビジョンを意識することは、社員の心を1つにするにはとても重要ではないでしょうか。

面白いゲームも会社もコミュニケーションから始まる

VR・ソーシャルゲームといった、今話題のテクノロジーやし、長期運用が難しいといわれるゲーム市場において、長期にわたり愛されるゲームを提供している裏側では、組織を強くする試みが繰り返されていました。上から与えられるだけではなく、社員一人ひとりから発信されたことが事業にも還元されることで、「自分が組織を作っている」という実感を持つことにもつながるのではないでしょうか。