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身に付けるのは大変でも生涯役に立つ、7つのスキル

学ぼうとする行為自体、学ぶ対象と全く同じくらいに重要です。自分を高め、今の自分よりもできることが広がると思うと、心が躍り充実感を感じるものです。とはいえ時間には限りがあるので、最大の利益をもたらすスキルを身に付けることに打ち込むべきです。この目的にぴったり叶う7つのスキルをご紹介しましょう。末永く役に立つこと請け合いです。これらは内容においてはもちろん、いったん身に付くと持続性があることからも最大の成果をもたらすスキルと言えます。

※参考資料

http://www.forbes.com/sites/travisbradberry/2016/11/01/7-skills-that-are-hard-to-learn-but-payoff-forever/#3ce6df487dfe

口を慎むべき時を知る

誰かに向かって怒鳴り散らし、自分の本当の考えをぶちまけるのは、確かに気分がすっきりするものです。でもその良い気分は一時的なものに過ぎません。翌日には何が起きるでしょう?翌週には?あるいは翌年には?

自分が正しいことを証明したいのは人情ですが、めったに効果があるものではありません。対立する中、歯止めがきかない感情のせいで、自分の意見に固執して諍いを招き、ともするとあなたも人間関係もひどいダメージを受けかねません。

自分の感情の動きを読み取り、対処すれば、論争を賢く見極めて、しかるべき時が来たら自分の立場を堅持することもできます。したがってたいていの場合は、言いたいことを我慢するに限ります。

心の知能指数(EQ)

心の知能指数(EQ=エモーショナル・インテリジェンス)とは私たち一人ひとりにあるいささか漠然とした"何か"です。いかにして日頃の言動を統御し、社会の複雑な面をうまくかわし、前向きな成果が得られる意思決定を下すか。EQはそうしたことに影響を及ぼします。EQはあなた自身と他者の感情を認知し、理解する能力のことであり、そうした気づきを自分の行動と人間関係のマネージメントに用いる能力を言います。

集団内で他の人よりずば抜けた業績を挙げる人を決定づける因子がEQだということを、何十年にも及ぶ研究が示しています。それはエネルギーを一つの方向に集中させる力強い方法であり、途方もない結果を生み出すものです。

シンクタンク、コンサルティング機関である我がTalentSmart社が、EQを他の重要な職場でのスキル33項目と共にテストしたところ、EQが業績を予測する最も強力な因子であり、職種に関係なく58%もの成功の要因となっていることが分かりました。調べた就労者全体のうち、仕事のできるトップグループの90%が高いEQを示していました。その一方で、業績の振るわないグループでEQの数値が高かったのは20%だけです。高いEQなしでもトップグループには入れるものの、そのチャンスはごくわずかということです。

当然、EQの高い人はより多くのお金を稼ぎます。EQの低い人よりも年収で平均29,000ドルもの開きが出ます。EQと収入の因果関係はかなり直結しており、EQが1点上がるごとに年収が1,300ドル増える計算です。EQを高めることは単に貯蓄を増やすだけではありません。より幸せでストレスの少ない人生をもたらしてもくれるのです。

タイムマネージメント

効率的な時間管理の障害となるのは何と言っても、"緊急事項の横暴(tyranny of the urgent)"と呼ばれるものです。

これは、即やらなければならない些末な事柄のせいで本当に重要なことが後回しになる傾向を言います。これに屈すると、目の前の"火消し"に膨大な時間を費やすことになり、本質的に重要な仕事を片付けることができません。その日の終業時に、結局大事な案件はちっとも進まなかったということが何度もありませんか?

時間を効率的に管理する術を身に付けると、まぎれもなく最高レベルで仕事ができるゆとりが生まれ、ひいては生涯にわたりそれが続いていくのです。

人の話に耳を傾ける

これは簡単そうですね。話していなければ、聞いているわけですから。しかし必ずしもそうではありません。たいてい私たちは人の話を聞いているつもりでいますが、実際は次に何を話そうかあれこれ考えているのです。本当に聞くということは、相手の言っていることにひたすら耳を傾けるということ。反論や意見ではなく、理解しようとすることです。判断を保留して相手の意見を理解しようと集中することは、あなたが磨くことのできる最も重要なスキルの一つです。

聞くということは知能に少しばかり似ています。たいてい誰でも自分は平均以上だと思っているのです(そんなことはあり得ないわけですが)。ライト州立大学が行ったある研究によると、様々な階層から成る8,000人以上を対象に調査したところ、ほぼ全員が同僚と同じかそれ以上に人の話をよく聞いていると答えました。言うまでもなく彼らの多くが間違っていることは明らかです。

職場で会話をする機会は非常に多いもの。その分、聞く機会も十分にあるわけです。フィードバックを行ったり、指示を受けたり、締め切りについて話し合ったりします。その際、投げかけられた言葉そのものだけでなく、相手の声のトーンや身振り、他にも言外のメッセージを読み解くと、非常に有益な情報が隠されています。言い換えれば、耳(あるいは目)に常時神経を注いでいないと、その場の状況に取り残されてしまいかねないでしょう。

"ノー"と言える

カリフォルニア大学サンフランシスコ校で実施された調査では、"ノー"と言いづらくなればなるほど、ストレスや極度の疲労、気持ちの落ち込みを感じやすくなるそうです。実際、否定することは多くの人にとって大きな試練でしょう。しかし、"ノー"は効果の大きい言葉ですから、使うことをためらうべきではありません。"できるとは思えません…"、"自信がありません…"というフレーズは避けて、はっきり"ノー"と言いましょう。新たな約束事を断ることは、今ある約束事を大切にしているということであり、それらをうまくやり遂げる機会を与えられたということです。"ノー"と言えるようになれば、不必要な抑圧から解放され、人生の大切なことに自分の時間とエネルギーを振り向けることができます。

質の高い睡眠をとる

質の高い睡眠が脳に良いということは、すでにご存じのはず。しかし、ロチェスター大学の最近の研究では、なぜ良いのかを実証しています。人間の脳は起きている時に神経作用の老廃物である毒性タンパク質がニューロンから分泌され、睡眠中に取り除かれます。ここで注目すべきなのが、脳は質の高い睡眠時にこそ、十分な毒性タンパク質を除去するということです。ぐっすりと眠ることができなければ、毒性タンパク質は脳に残ったままになってしまい、思考能力を欠落させるほど、影響を及ぼしてくるでしょう。適量のカフェイン摂取で補えるレベルではありません。情報を処理したり、問題を解決したりするにも余計に時間がかかってしまいます。また、創造力が失われ、感情的な行動をとってしまいがちになります。質の高い睡眠を常に得ることは習得するのが難しいかもしれませんが、その分得られるものは大きいです。

常に前向きである

誰もが"前向きでいること"の大切さを説かれたことがあるはずです。しかし、直面した課題が困難であればあるほど、このアドバイスは楽観的で非現実的なものに感じられてしまいます。単なる希望的観測ととらえるだけでは、前向きになろうとやる気を出すことは難しいでしょう。前向きであるために本当に知るべきは、人間の脳には本来危険性を察知し、そこに注力してしまう性質があるということです。人類が狩猟や採取をして生活していた時代、常に周囲から命を狙われる危険性がついて回りました。そんな環境の中で生き延びるために、脳のメカニズムが発達したのです。

かなり時をさかのぼった話ですが、今でも危険性の原因と相対するまで不安にかられる精神的傾向が人間にはあり、悲観的で弱腰な思考を生んでいるのです。この"不安"は事態の可能性を、もしかしたらまずくなるかも、と実際よりも大きく見せてしまいます。このような不安が現実になったり、すぐ目の前に潜んでいたりすると、生き延びるための脳のメカニズムが機能します。担当しているプロジェクトが失敗する不安を抱きながら2カ月も過ごす羽目になると、このメカニズムは人生の中で失敗するみじめな姿を想像させるでしょう。前向きでい続けることは集中力や注意力を要する日常的な課題です。常に不安を抱く脳の性質を克服したいなら、前向きであることに意識的でなければなりません。

まとめ

以上、生涯学び続けることは、得られるスキル以上の報いを受けられることがご理解いただけるでしょう。学ぶことを止めてはいけないのです。

著者紹介

トラヴィス・ブラッドベリー博士。ベストセラー『Emotional Intelligence 2.0』共著者の1人。受賞歴あり。また、シンクタンク、コンサルティング機関TalentSmart社主宰・共同創立者であり、心の知能指数のテスト、トレーニング分野において世界の第一線で活躍している。

米紙Fortuneの世界企業番付「Fortune Global 500(フォーチュン・グローバル500)」で選ばれた500社の75%以上にサービスを提供している。同氏のベストセラーは25カ国語に翻訳され、150カ国以上で販売。また、『Newsweek』、『TIME』、『Bloomberg BusinessWeek』、『Fortune』、『Forbes』、『Fast Company』、『Inc.』、『USA Today』、『The Wall Street Journal』、『The Washington Post』、『The Harvard Business Review』にて執筆し、記事にも取り上げられている。

『Emotional Intelligence 2.0』にも掲載されているウェブテスト「Emotional Intelligence Appraisal」を受けると、テスト結果により、同書に掲載されている66のEQ育成法の内、あなたのEQ向上に最も効果的な手段がピンポイントで分かります。