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服装心理学による「セルフブランディングセミナー」レポート

2015年3月3日、心理学とファッションを融合した“服装心理学”という新しい考え方による「セルフブランディングセミナー」が、グラントウキョウサウスタワーにて開催されました。1月に、男性会員を対象に開催し、好評を得た同セミナー。今回は女性向けとあって、さらに多数の応募をいただきました。抽選により44名の方にご参加いただき、パーソナルスタイリストの久野梨沙さんによるビジネスファッションのノウハウを教えていただきました。

女性上司の服装、「派手すぎる」「露出が多い」は「汚れている」よりもNG!

「CAREER CARVER(キャリアカーバー)」では先日、520人の上司と518人の部下に「上司の服装」に関するアンケートを実施。その中で、部下に「上司の服装でガッカリするシーンは?」と聞いたところ、男性上司と女性上司ともに「服がシワシワ、ヨレヨレだったとき」「服が汚れているとき」が上位に挙がりましたが、女性上司に対する声だけを抽出したところ、「派手すぎる服を着ているとき」「露出の多い服を着ているとき」が上位に入りました。男性部下においては「服が汚れている」ことよりも、「派手すぎる」ほうに引いてしまうという結果が出ています。

上司の服装でガッカリするシーンは?

男性部下から見た女性上司
女性部下から見た女性上司

「ビジネスシーンでの女性の服装は、スーツが基本の男性に比べて自由度が高い反面、失敗しやすくもなります。実際、女性役職者から、『参考にできるロールモデルが少なく、どんな服を着れば周りにいい印象を与えられるか分からず悩んでいる』との相談をよく受けます」と久野さん。

アンケートによると、部下が上司の服装に求めているのは、清潔感、年相応、落ち着いた雰囲気。これらを演出するファッションを選ぶことが、部下の信頼にもつながり、管理職としてのセルフブランディングにもつながりそうです。

セルフブランディングに役立つ色の条件とは?

上司の服装でガッカリするシーンは?

久野梨沙さん

久野さんによると、見た目の印象を左右するファッションの要素は、「色」「質感」「形」の3つであり、最も影響力が大きいのが「色」。そして、セルフブランディングに役立つ色の条件は、①自分の外見に「似合う」こと、②自分らしさを感じさせられること、なのだそう。

①の「似合う」とは、肌や髪の色など、自分の持つ色素と調和すること。似合う色を選べば、血色がよく健康的に見えたり、目がイキイキと輝いて見えるなど、他人に好印象を与えることができます。その「似合う色」は「パーソナルカラー」と呼ばれています。

②はシーンごとにおいて効果を発揮する色=「イメージカラー」を指します。例えば、プレゼンで自分を印象付けたいときは視認性の高い黄色、部下の相談に乗る時は癒やし効果の高い緑色が効果的ですが、黄色、緑とひと口にいってもさまざまな色のトーンがあります。そこで、自分のパーソナルカラー内にある黄色、緑を選べば、より「見せたい自分」を演出することが可能になります。

自分の髪や肌の色などから、自分に似合う「パーソナルカラー」を知る

久野梨沙さん

以上の説明の後、いよいよパーソナルカラー診断。似合う「色」を一つ決めるものではなく、例えば「赤」でも「明るく透明感のある赤」が似合うのか、それとも「深みのある赤」が似合うのかは人によって異なります。この似合う色の「濃淡」や「鮮やかさ」で4つのパーソナルカラーに分けられます。

パーソナルカラー 4タイプ

Spring(色素タイプ:明るい色・黄味が強い色)
色の傾向 明るく透明感のあるカラー/春の草花のようなイメージ
キーワード キュート/ポップ/若々しい/軽やか/行動的/健康

Summer(色素タイプ:明るい色・青みが強い色)
色の傾向 淡くスモーキーなカラー/紫陽花やすりガラスのイメージ
キーワード エレガント/フェミニン/優しい/上品/繊細

Austumn(色素タイプ:暗い色・黄味が強い色)
色の傾向 シックで深みのあるカラー/秋の果物のようなイメージ
キーワード シック/ダンディー/和風/重厚感のある/知的/大人っぽい

Winter(色素タイプ:暗い色・青みが強い色)
色の傾向 メリハリのある強いカラー/ネオン、クリスマスカラーのイメージ
キーワード クール/シャープ/華やか/個性的/存在感/凛とした

セルフチェックする参加者

参加者の皆さんは、パーソナルカラーを知るために、肌や髪の色、質感、瞳の色や印象、全体の雰囲気などの質問項目に答えながら、パーソナルカラーをセルフチェックしていきます。皆さん、用意された鏡を見たり、横に座った人と互いにチェックし合ったり。それでもピンとこない人は、久野さんやスタッフの方々にアドバイスを求めながら質問項目に答えていき、自分のパーソナルカラーを割り出していました。

内面分析テストで、より効果を発揮する「イメージカラー」をつかむ

久野梨沙さんと参加者

自分のパーソナルカラーが4つのうちどれに当てはまるか分かったら、次は全50問の内面分析テスト「エゴグラム」を行い、「イメージカラー」を探ります。テストは10問ずつ、5つのカテゴリーに分かれていて、最も当てはまるカテゴリーがイメージカラーとなります。

CP:厳しい心…エネルギッシュさ、リーダー性を表す赤
NP:優しい心…相手を癒しラックスさせる緑、愛情を表すピンク
A:冷静な心…冷静沈着でスマートな印象を与える青
C:自由な心…視認性が高く最もアピール力の強い黄
AC:順応の心…控えめで落ち着いた印象のグレー/茶

今回のテストで、CPの点数が高かった人は、赤が似合うということ。自分のパーソナルカラーの中にある「赤」を選べば、周りの人に好印象を与えることができます。「例えば、パーソナルカラーがSpringの人だったら明るい朱赤、Winterの人だったら深い紅色を選ぶといいでしょう」(久野さん)

顔が映え、表情もイキイキ・・・似合う色を選べば印象はここまで変わる!

前述しましたが、これらのイメージカラーは、「他人からそう見られたい」ときに活用することで、自分を演出することができます。最後に、CAREER CARVER(キャリアカーバー)の責任者をモデルとして、色による印象の変化を具体的に見てみました。

自身のパーソナルカラーのスーツ

Beforeでは明るいグレーのスーツでしたが、診断の結果パーソナルカラーはWinterタイプ。「メリハリのある強いカラー」が似合うことがわかったため、黒のスーツにネオンカラーのようなはっきりしたピンクのインターに着替えたところ、華やかさが際立ち、顔が映えるようになりました。

2つ目は、部下の相談に乗る時。インナーに癒やし効果のある緑をチョイス。緑の中でもWinterの特徴である鮮やかな色味を選び、癒し度をUPしました。

3つ目は、発表会などで自分の印象を強く与えたい時。Winterに合う、ネオンイエローのワンピースで、人々の記憶に残るようになりました。

「いかがでしょう?始めのグレーのスーツも着こなしてはいましたが、淡くくすんだ色味はSummerタイプのもの。着替えたことで表情がイキイキとなり、グッと印象が強まりましたね。自分のパーソナルカラーを知っておくと、洋服を買う時に同じ色味でも比較して見られるようになり、より自分に合った色が選べるようになります。ここぞというときに選ぶ色もわかりますし、効果もぐんと上がるはずですよ」(久野さん)

参加者の声

・これまで赤は苦手と思ってきたけど、赤は赤でも似合う赤があるということを知りました。早速取り入れてみたいと思います。(30代女性)

・モデルの方が実際に服装をチェンジしたとき、印象があまりにも違ってびっくりしました。逆に私も変化させられるということなので、これから服選びが楽しみです。(30代女性)