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2017.11.17

できる管理職のマネジメント論~知識編~

企業におけるマネジメント論は、誤解されやすい理論の1つです。管理職になってしばらく経つけれど、マネジメント論について深く考えたことがない方もいるのではないでしょうか。また、これから管理職を目指す人は、マネジメントとは何か?と質問されても答えることができないのではないでしょうか。

 

ハイクラスのビジネスマンになるためには、マネジメント論をうまく活用することが必要不可欠です。

 

全2回の構成にしており、第1回は、~知識編~としてマネジメント論とは何かについてご紹介していきます。第2回では~実践編~として、誰もが経験をしたことがある実例に沿ってマネジメントの重要さをお伝えしていきます。

できる管理職のマネジメント論

 

できる管理職のマネジメント論~知識編~

できる管理職のマネジメント論~知識編~では、マネジメントとは何かをご説明します。実は、管理職としてバリバリ仕事をしている人の中にもマネジメントの本質を知らない人がたくさんいます。ビジネスマンとして更にスキルアップするために、そして会社により大きな利益を生み出すために、できる管理職のマネジメント論を理解しましょう。

 

誤解されている「マネジメント」

マネジメントを直訳すると「管理」になります。タイトルにもなっている「管理職」からも日本ではマネジメントは管理をすることだ、と理解している人がいます。まずは、マネジメント=管理であるという誤解から解消しなければなりません。マネジメントにおける管理とは、コントロールのことです。マネジメント論の中では管理(コントロール)をすることも重要な要素ではあるのですが、本来の目的としては少し不十分です。管理はマネジメント論の半分に過ぎず、仕事や部下のコントロールがうまい、というだけでは、できる管理職とは言えません。

 

マネジメントで重要な能力「創造すること」

 

マネジメント論は、管理(コントロール)だけでは満たせていないことをご説明しました。もう1つの重要な要素が「創造」です。創造とは新しく作り出すこと、生み出すことを意味しています。そもそもマネジメントとは、個人に対してのみを指しているわけではありません。どちらかというと組織に対して考えられている理論です。どうやったら組織が成果を上げることができるかを考えることが重要であり、そのプロセスには個人の能力アップやモチベーションがあります。そして、組織が成果を上げることで社会貢献をすることが大切なのです。部下を管理して自発的に行動を起こしてもらい、新しい成果を生み出す創造を組織が起こした結果、社会貢献につながることがマネジメント論の本質です。

 

マネジメント論の2つの要素について

 

ここまで話を進めると、マネジメント論について頭が混乱してきた人もいるのではないでしょうか。少し整理をしてみます。マネジメント論には、管理的活動と創造的活動という2つの要素があります。この2つの要素をより理解するために、リソースのバランスについて説明します。

 

リソースのバランスについて

マネジメント論では、リソースをいかに効率的に利用するかがポイントとなります。リソースとは、ヒト・モノ・カネのことです。今の時代は、情報(IT)もリソースに含まれると考えていいでしょう。リソースをうまく活用するためには、短期的な視点と長期的な視点を考えます。分かりやすいように、例を挙げてみます。

短期のリソースとして必要なヒトは、いわゆる即戦力として働くことができるヒトです。大型プロジェクトがキックオフされた時に即戦力として必要とされるヒトは、短期的なリソースと言えます。すぐにでも活躍をしてもらうことが期待されています。一方、大型プロジェクトに新人を参加させることがあります。業務内容は先輩のサポートになりますが、大型プロジェクトに参加させることには雑務をお願いできること以外に、将来的な経験値として蓄えてほしいという思いがあるはずです。新人の先のことを考えたリソース、つまり長期的な未来のリソースになります。まだ入社していないヒトについての採用計画も、リソースで言えば長期的なものになりますね。マネジメント論では、短期と長期の良いバランスを取ることが重要となっているのです。短期ばかりでは、マネジメントから創造が生まれることはありませんし、長期的ばかりでは、組織に利益を生み出すことができずに倒産してしまうかもしれません。

管理的活動について

リソースで言えば、短期的なリソースが管理的活動にリンクします。今の業務を効率的に進めるために部下を管理(コントロール)することや既存の業務やサービスを管理することを指しています。多くの管理職の方がマネジメントと聞いて最初に思いつくところです。短期的に効果を発揮し、組織に利益を生み出すための活動が管理的活動と言えます。

創造的活動について

リソースでいえば、長期的なリソースが創造的活動にリンクしています。創造的活動とは、新しいものを生み出すことを意味しており、新商品や新サービスも創造的活動ですね。また、これまでの仕事のやり方を変えることによる新しいプロセスの創造も創造的活動になります。将来的なことを考えて組織を変更することもその1つです。長期的なリソースの活用を考えるのは容易ではありません。しかし、意識をしているだけでも行動や考え方は変わってくるはずです。ハイクラスの管理職の方は、創造的活動までを視野に入れてマネジメントをしています。

 

マネジメントの種類

 

マネジメントにはいくつかの種類があります。ここでは、マネジメント論の中でもよく聞くものについてご紹介をしていきます。ご紹介するマネジメント方法は全てがつながっており、これまでに説明してきた内容も全てに適用されると考えてみてください。

組織マネジメント

組織をいかに円滑動かし、大きな成果を上げさせるかを考えるマネジメントです。管理職になれば自ら組織を動かしていく立場になるのです。管理職の方にとって組織マネジメントで一番重要なのが「動機づけ」です。動機づけができるかどうかは、管理職の腕の見せ所と言えるでしょう。例えば、管理職になれば組織の目標を立てますよね。チームやプロジェクトが1年間活動をしていく上での目指すべき目です。メンバーが目標に向かって、前向きに取り組むためには、なぜその目標を達成しなければならないのか?どうしたら達成が近くなるのか?といった動機づけをしてあげる必要があるのです。絵に描いた餅にならないためには、管理職の方の組織マネジメント力にかかっているのです。

教育マネジメント

マネジメント論の中でも、管理職が特に意識すべきことが教育マネジメントです。管理的活動、創造的活動において教育は非常に重要であり、教育マネジメントが浸透されているかどうかによって、組織の成果に大きく影響します。教育マネジメントの概念は大きく4つに分かれます。何をするかを示す指示型マネジメント、何をするか任せてしまう放任型マネジメント、話をよく聞く傾聴型マネジメント。そして一番大切なのは、質問を通じて相手から思いを引き出す「コーチングマネジメント」です。コーチングに長けた上司がいるチームは、部下がやる気に満ちており、ハイパフォーマンスを発揮する集団になります。

タイムマネジメント

1つのプロジェクトが完了するまでの時間管理の事をタイムマネジメントと言います。納期が設定されているプロジェクトにおいて、進捗を把握し、課題があれば改善していくマネジメントであり、管理職になる前から経験をしてきている人が多いマネジメント方法です。目的は「納期までに完成させること」なので、とても分かりやすいのですが、途中の進捗管理は簡単ではありません。管理職の方は、必ず進捗が確認できるスキームを作るようにしてください。作業の状況をスピーディーに確認し、早い判断で改善策を提案するのができる管理職に求められているスキルです。

リスクマネジメント

リスクマネジメントとは、企業に起こるリスクを認識、分析し、不測の事態に備える対策法をマネジメントすることです。情報化社会が発展していく中で、リスクマネジメントは企業にとって重要な役割を担っています。プロセスは、まずリスクの特定をします。分かりやすいところで言うと、パソコンを持ち出した時の紛失、セキュリティカードの紛失、工場における機械の故障などがあります。リスクを洗い出したら、個々に起こりうる頻度や起こさないための対策、起こった時の影響度を分析します。企業に起こるリスクを認識しているかどうかが重要であり、対策を考えておくことで組織の運営が阻害されるのを防ぐ目的があります。

 

できる管理職のマネジメント論~知識編~まとめ

マネジメント論についてご説明をしてきました。今回の内容で、概要はご理解がいただけたはずです。第2回では、誰もが経験をしたことがある状況に応じて、マネジメントがどのように活きるのかをご説明していきます。

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