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2018.04.27
転職事例紹介 Vol.24

板橋 力さんアイティビジネスサロン株式会社
代表取締役

2003年東京外国語大学外国語学部東南アジア課程ビルマ語専攻卒業後、2003年4月にCisco Systemsに新卒入社。サービスプロバイダーを担当。キャリア法人向け新規ビジネス(Cloud、DC、Mobile、その他ソリューション)を提案する営業職に従事。社内では新卒採用支援や社内メンター制度の企画提案実施。2010年、SBI大学院大学MBA取得、翌年、第二回SBIビジネスコンテスト、優秀賞特別賞受賞。2011年、Cisco Systemsを退職した後、2012年、IT Business Salon,Inc(ITBS)起業/設立。現在は外資及びIT業界向け就転職支援及び人材育成に関わるコンサルタント業務を手掛けている。慶應義塾の福澤諭吉記念文明塾における未来貢献団体「Teracoyaみらい」の代表を務め、新宿区高田馬場におけるミャンマー人中心とした在日外国人向け国際地域創成および雇用機会創出活動に従事。弊社(ITBS)における収益の一部を活動費にしているため、企業や候補者の方々とのご縁そのものが支援活動に繋がっている。

一度お会いしただけで、UさんとS社の募集ポジションが人柄や考え方に至るまでピッタリ合致すると確信した

自社製品・サービスの開発総責任者として、すべてを任せてもらいたい

Uさんは、大手EC企業に約10年間務めてきた。入社当初はITエンジニアだったが、途中から新サービスの開発に携わるようになり、最後の数年は開発責任者としてさまざまなサービスを軌道に乗せてきた。新サービスを立ち上げる際は、経営側と開発現場で意見が衝突することが多いのだが、そこで折り合いをつけ、全体のバランスを取りながら開発をスムーズに進めていくのが得意なのだ、とUさんは言う。

「経営はできるだけ売上を高めるために、開発現場にさまざまな要求をします。一方で、開発現場のほうは、経営が無理難題ばかり押しつけてくると主張するのです。私からすれば、どちらの言い分も正しい。ただ、立場や見方が違うだけです。ですから、重要なのは相手の立場・見方を理解してもらうこと。そこで私はどちらに対しても、相手が何を不満に思っているか、その不満を解消するために何をすればよいかをわかりやすく説明し、理解を得るようにしてきました。新サービスの開発を成功させるには、そうやって根気よく両者に応対し、両者のモチベーションを高めていくことが最も重要です」(Uさん)。

同じ企業で10年働いたUさんは、これまで身につけてきたスキルを活かして、社外で活躍する道もあるのではないかと考えるようになり、やがて転職を決意。「私の希望は、自社製品・サービスの開発総責任者をさせていただくことでした。誰かの下につくのではなく、すべて任せていただけるポジションを求めていました。前職でもさまざまなサービスの立ち上げに関わってきましたから、製品・サービスの種類や業種などにこだわりはありませんでした。ただ、北京・大連・フィリピン・インドなどでオフショア開発を何度も行ってきましたから、その経験と人脈を活かせるようなら、より嬉しいとは考えていました」(Uさん)。

最大の難関は「2人目の面接官」

転職を決心したとはいえ、すぐに退職する必要はなく、Uさんは特に転職を急いでいなかったという。「良い募集案件が見つかれば、という気持ちでいました」(Uさん)。しかし、転職活動は早々にピークを迎える。「アイティビジネスサロンの板橋さんにご紹介いただいたS社の案件は、転職活動を始めて1つ目か2つ目に紹介されたもの」(Uさん)だったが、それがドンピシャだったのだ。

アイティビジネスサロン・板橋さんがUさんにご紹介したのは、ある大手企業グループの1社・S社の案件だった。「あるデータベース製品の開発総責任者の募集でした。そのポジションを一時的に兼務していたS社の副社長が、会社の文化や製品の作り方を大きく変えてくれるような方をぜひ迎え入れたいと要望していました。なぜなら、そのデータベースは、S社の基幹ビジネスの1つとなりうるもので、いち早く製品の完成度を高め、ビジネスを軌道に乗せる必要があったからです。また、副社長は“人事で会社を変える”をモットーとしており、まさに会社を変えるために、そのポジションに優秀な方を必要としていたのです」(板橋さん)。なお、この案件は、以前からS社の副社長と知り合いだった板橋さんが直接引き受けた案件で、オープンになっていなかった。

Uさんは、板橋さんから紹介されてすぐに、まさしく自分の希望に合った案件だと感じたそうだ。「板橋さんのおっしゃる通りなら、S社の募集こそ私の探していたものでした。“会社を変えてほしい”ということは、言い換えれば、私が自由に組織を作れるということで、きっと私が得意とするオフショア開発も選択可能だろうと思いました。また、S社のデータベースに似た製品は前職でも少し触ったことがあり、その点でも何ら抵抗はありませんでした」(Uさん)。

一方、板橋さんのほうは、初回の面談だけで、UさんとS社の募集ポジションが、人柄や考え方に至るまでピッタリ合致すると確信したという。「その確信は感覚的なものなのですが、あえて言葉にするとしたら、Uさんのバランス感覚の良さや、一度受けとめてから展開していく力が、S社や副社長と相性が良いと感じたのです」(板橋さん)。

Uさんと副社長との面接は、何の悩みも生まれないスムーズなものだったという。「板橋さんから伺ったお話を確認することが目的でしたが、すべてが本当でしたし、副社長と実際にお会いしてみて、S社や副社長のキャラクターは自分に合っている、相性が良さそうだと感じることもできました。結果的に、早く入社したいという想いだけが強くなりました」(Uさん)。「実は、私はこの面接の出待ちをしたのですが、杞憂でした。Uさんにも副社長にもすぐにお話を伺いましたが、お互いにお互いの印象が良かったとおっしゃっていて、ホッとしました。私の確信は間違っていませんでした」(板橋さん)。

ただ、最大の難関は「2人目の面接官」だった。「その方はグループ全体の技術部門を統括する方で、副社長とは立場も考え方も視点もかなり異なりました。そのため、私がその方に直接お会いするなどして、面接時のヒアリングポイントやその方の人となり、対話時の注意点などの情報を収集し、Uさんに共有したのです」(板橋さん)。「板橋さんのアドバイスがあったからこそ、2人目の面接官の方にも適切な対応を取ることができました」(Uさん)。

こうしてUさんは、無事に入社が決定。いまUさんは、すでにS社で活躍している。「入社後のギャップもそれほどありませんでしたし、早々にオフショア開発を行うチャンスもできました。ピッタリの会社、ピッタリのポジションをすぐにご紹介いただいて、板橋さんには感謝しかありません」(Uさん)。

候補者の想いも経営者の想いも自分ゴトとして理解できるのが強み

今回のケースのように、板橋さんは常に「多角的な視点」を持つことと「先(セン)を取る」ことを心がけているという。「Uさんもご自身のお仕事について似たお話をされていましたが、採用の際、経営・人事・現場はそれぞれ違う視点や意見を持っており、実はその意見のすべてが正しいのです。そして、私がその案件を候補者の方に適切に紹介するためには、経営・人事・現場のすべての視点・意見を網羅する必要があるのです。ですから、私は毎回、できる限り三者の全員にお会いして、情報を横断的に得るようにし、鮮度の高い情報を咀嚼した上で事前に候補者に伝え、対策として役立てています」(板橋さん)。今回、2人目の面接官に直接会ったのも、多角的な視点を得、先を取るためのことだ。

また、板橋さんは、その方の転職を成功させて終わりとは考えていない。むしろ、それがお付き合いの始まりと考えている。「今回の件で言えば、これからはUさんの右腕となる人材などを紹介して、Uさんのチームづくりや部署の立ち上げに貢献したいと考えています。私はいつもそうやって、中長期的な観点で人材支援を進めています」(板橋さん)。これもまた多角的な視点および先を取った採用支援の一環だろう。

それから、板橋さんの最大の強みは、「当事者意識の強さ」だという。「私は、兄と2人でアイティビジネスサロンを起業しました。ですから、1人のプレイヤーとして候補者の想いにはいつも強く共感しますし、その一方で、経営者の想いも自分ゴトとしてよくわかるのです。どちらの想いにも近いところで話せるからこそ、どちらとも対等の立場で臨むことができます。例えば、私は経営者の方々から、半ば皮肉のように“板橋さんは意見が多い”とよく言われます。それは、その企業にとって本当に必要な人材はこういう方だということを、ついつい自分ゴトとして深く考え、強く想ってしまうからなのです。だからこそ、弊社が紹介する求人、マッチングの機会は絶対的な確信を持って提供しています。これからも、このスタンスを変えずに転職エージェントを続けていきたいと思っています」(板橋さん)。

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