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40代・マネジメント未経験から、内資系製薬メーカーの品質管理責任者へ【転職事例Vol.39】

製薬メーカーで品質管理や品質保証として約20年勤務するも、役職は主任までで、管理職は経験してこなかったMさん。会社が内資系から外資系へと変わり、社風が合わなくなってきたことをきっかけに転職を決意。マネジメント未経験から品質管理責任者へとステップした、転職ストーリーを紹介します。

転職者プロフィール

Mさん(40代 女性)

転職前:外資系製薬メーカーで品質管理、品質保証(年収800万円)
転職後:内資系製薬メーカーで品質管理責任者(年収935万円)

大学院を卒業後、結婚により約4年間の専業主婦を経て、大学の研究員に。子供が学校に通える年齢になったのを機に、製薬メーカーに入社。約20年勤務し、品質管理、品質保証、製造などを幅広く経験。2020年7月に内資系製薬メーカーの品質管理責任者として転職。

会社が内資系から外資系へと変わり、社内体制や働きやすさが一変

大学院卒業とともに結婚し、一度は専業主婦になりました。4年後に大学に研究職として戻り、子供が小学校に通える年齢になったのを機に一般企業でチャレンジしたいと考え、製薬メーカーに入社しました。当時は組織体制の整った内資系企業で、しっかりした指示命令系統のもと働きやすい環境に魅力を感じていました。しかしその後、外資系メーカーに企業買収されてからは社内体制が一変。社内の人の入れ替わりが激しくなり、上司が変わるたびに業務の進め方もコロコロと変わり、評価制度も成果主義となり、日々の仕事環境にストレスを感じるようになりました。もともと私自身が安定した環境でじっくり物事を究めたいタイプなので、特に合わなかったのだと思います。

環境に限界を感じて転職を決意するも、一つ大きなネックがありました。それは「40代後半という年齢ながらマネジメント経験がない」という点です。これまでもマネジメントがしたいという意向はありましたが、ブランク期間などもあってなかなかチャンスに恵まれることはありませんでした。もし転職を機にチャレンジできるなら是非したい。内心、そんな希望を持って転職活動をスタートしました。

希望する内資系メーカーの管理職ポジション、しかし勤務地がネックに

転職活動を始めてすぐにスカウトでお声がけいただいたのが、アイスブルー・アンド・カンパニーの堀さんです。紹介いただいたA社の求人内容は、国策事業による新型コロナウイルスの検査キットの工場立ち上げに伴い、品質管理責任者を募集しているというもの。品質管理責任者がいないと工場を稼働させられないため、非常に急募の求人でした。希望する内資系の製薬メーカーで、マネジメントのポジションにチャレンジできる点に興味を持ったものの、最大の難点は北海道勤務であるということです。子供も成人していて、勤務地にこだわりはなかったものの、これまでずっと関東で生活していたこともあり、見知らぬ土地で生活していくという点に不安を感じ、当初は応募を躊躇しました。

ただ、転職活動をする中で、希望する関東エリア×内資系メーカーだと、そもそも求人数が少ないこと、あったとしても応募が殺到するため、私のようなマネジメント未経験では難しいことに、気づき始めていました。実際にいくつかの会社に自主応募をしてみましたが、ほとんどが書類選考でNGだったのです。

面談で転職の優先順位と不安要素を整理し、最終的に応募を決意

A社への応募を決意できたのは、堀さんとの面談で転職市場や私自身の置かれた環境を冷静に捉えられたのが大きかったと思います。特に堀さんからの「仮に今回の募集が首都圏でしたら、多くの応募者と相対比較されて合格は厳しいと思います。一方で北海道でしたら応募者自体が少ないので、もしMさんがチャレンジするなら、私も企業側に交渉をします。こうした募集が出てくる今がベストタイミングだと思います」という言葉に背中を押してもらいました。

職務経歴書の作成にあたっても、キャリアの棚卸し作業を一緒にしてもらいました。私自身のキャリアと募集求人の「満たしている部分と満たしていない部分」を照らし合わせて一つずつ書き出していくと、満たしていないのは「募集職種自体の業務経験がない点」「管理職経験がない点」の2点。それをリカバリーする要素として「競合企業で親和性がある知識・経験が20年以上ある点」「それぞれの経験をつなげれば、今回の募集求人へのキャッチアップは充分に可能である点」「全国での勤務が可能な点」などをアピールする職務経歴書を作り上げていきました。

オンライン面接ならではの注意点を学びながら、模擬面接で事前準備

面接を受けるのは20年ぶりで、しかもコロナ禍のためオンライン面接という初めての経験で、正直かなり緊張していました。それを感じた堀さんが事前に面接のトレーニングを実施。堀さんの方で面接の内容も把握されていたので、質問をある程度想定しながら準備を進めることができました。また、声や表情などオンライン面接ならではの注意点も細かくアドバイスしていただいたのも参考になり、安心して臨むことができたと思います。

面接では企業側に、診断薬の世界で私が培ってきた20年間のキャリアを高く評価していただけたのが嬉しかったですね。管理職としての経験はないものの数ヶ月でキャッチアップできると判断していただき、スムーズに入社が決定。40代後半で初めてのマネジメントポジションにチャレンジし、年収面でも100万円以上アップすることができました。

北海道での充実した生活や仕事で、ストレスを解消できました

入社後は、東京本社と別の既存工場で2週間の研修を受け、経験の足りないところを学んでから北海道に行きました。社内の雰囲気は想像していたとおり穏やかで、北海道での暮らしも楽しく、ストレスも解消されて自分らしく働くことができています。

国策事業ということもあり、日本にとって一大事の時に社会に貢献する診断薬に携われる点にもやりがいを感じています。将来的にこのプロジェクトが終わったときには、北海道だけでなく、全国の工場や本社で活躍するキャリアもあるので、また新たなチャレンジをしていけたらと思っています。

担当ヘッドハンター:高度なスキルで求職者の本質を見出し、高いマッチング精度を実現したい

今回の募集求人は、緊急の国策事業ということもあり、企業からは「即戦力」というご要望をいただいていましたが、勤務地のネックもあり、なかなかご推薦できていない状況でした。そんな時に、即戦力の経験者ではないものの同業界で20年以上のご就業経験があるMさんと出会い、企業側に「総合的な経験や知識をつなげると今回のポジションで活躍できる可能性が高い」とプレゼンしたことで面接の機会に繋げることができました。企業にとっては、今回の人材が採用できなければ、国からの受託業務を進めることができず深刻な事態になった可能性もありましたが、無事に国策事業の推進が可能に。一方で求職者にとっては、管理職へのステップアップや長年抱えていたストレスの解消につながる転職を実現することができ、双方に価値ある転職が支援できたことを私も嬉しく感じています。

私自身はもともと医療機器の営業として経験を積んだ後、人材の採用や活躍に興味を持ち、医療業界専門の人材紹介会社に転職をしました。異業界へのキャリアチェンジを私自身が経験したこともあり、特に心がけているのは、「自分のキャリアにはどんな可能性があるのか」を求職者に気づいてもらうこと。経験を分解していくことで違う職種への可能性を見つけられたり、自分ではできないと思っていることにもチャレンジできたり、そんな転職支援ができたらと思っています。

医療業界は同業界での転職が多いのが特徴ですが、だからこそ1社1社に関する詳しい情報を提供するように意識しています。募集ポジションの仕事内容や組織に関してはもちろん、どんな社風でどんな人がいるのか、リモートワークや直行直帰などどんな働き方ができるのか、将来的にどんなキャリアの可能性があるのか。内資系・外資系という括りだけでなく、企業によって様々な特徴があります。転職はゴールではなく、本当に目指すべきは「ご活躍」ですから、将来を見据えて本当に合うところをご紹介していけたらと考えています。