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専門性の高いキャリアを活かすべく、国内大手保険会社から小規模の外資系保険会社へ【転職事例Vol.37】

海上保険分野でアンダーライターとしての経験を積んできたSさん。直近の大手日系保険会社では、海上保険の事業縮小に伴い、営業推進部門に異動。これまでの経験を活かせる別職種にキャリアチェンジするのか、転職して海上保険のアンダーライターとしてのキャリアを継続するのか。悩んだSさんが選んだ道とは。

転職者プロフィール

Sさん(40代前半 男性)

転職前:保険アンダーライター、営業推進(年収1150万円)
転職後:保険アンダーライター(年収1250万円)

大学卒業後、保険業界で日系企業や外資系企業を3社経験。海上保険分野のブローカーやアンダーライターとしてキャリアを積み、直近では在籍企業の事業縮小により営業推進部門へ。保険アンダーライターとしての専門性を活かしたいと転職を検討。

専門性を究めてきた分野からの異動が決定し、転職を検討

大学卒業後は、保険会社や保険ブローカーなど3社を経験。損害保険の中でも主に海上保険に関する分野で専門性を磨いてきました。直近は日系の大手保険会社に在籍し、保険のアンダーライター(保険契約の引受の際に、契約内容や保険金額が妥当であるかどうかを査定する職種)をしていましたが、事業縮小により営業推進部門への異動が決定。長年経験を積み、得意としてきた職種から外れることになり、この先のキャリアに迷いが生じていました。

できれば専門性の高い経験を活かしたい。しかし、海上保険分野はニーズがあるものの、業界全体では徐々に縮小の流れがあり、この先も海上保険のアンダーライターの仕事を続けていくことはできるのだろうか。もしくは自分の積んできたキャリアを別の職種に活かす道はないか。今の会社に残っていいのか。別の会社も検討してみた方がいいのではないか。そんな迷いの中、まずはエージェントの方に相談してみることにしました。

保険業界担当2年目の専門コンサルタントとの出会い

いくつかのエージェントと接点を持つようになり、その中の一人がパソナのコンサルタント石井さんでした。年齢も若く、経験年数を聞くと、保険業界を担当してまだ2年とのこと。相談相手としては少し頼りなさを感じて、当初はお断りの気持ちが強かったのですが、何度も熱心にご連絡をいただき、徐々にお話をするようになりました。

石井さんは経験年数こそ浅いものの、保険業界のハイクラスの方を専門に担当されているだけであってかなり勉強されており、業界動向や各社の流れなどの豊富な情報を持っていました。そして、「Sさんの海上保険のキャリアには大変価値があり、魅力があると考えている」ということを真摯に伝えてくれたことで、信頼関係が強まっていったように思います。

面談を通して自分が本当にやりたいことに気づき、転職を決意

転職を検討し始めた当初は、直近で経験していた保険会社の営業推進やコンプライアンス周りなどの職種が第一希望で、在籍していた日系企業に残る道も検討していました。しかしそうなると、避けられないのが50代の役職定年。あと数年は年収やキャリアを維持することができても、日系企業で役職定年を迎えると年収の落ち幅が大きいのが現実です。そこでやりたい仕事もできていなかったら、正直とてもつらい。石井さんとディスカッションをする中で、そんなことをリアルに気付かされ、徐々に転職へと意識が傾いていきました。

さらに徐々に見えてきたのが、家族がいるため収入の安定感を捨てることができないものの、できれば今後も自分が得意としている「アンダーライターの仕事を続けていきたい」という想い。ちょうどその頃、外資系の損害保険会社A社で、海上保険のアンダーライターを募集している話を石井さんよりいただきました。企業規模も小さく、年収面でも将来性の面でも多少の不安はありましたが、数の少ないアンダーライター募集。まずは受けてみることにしました。

安定感のある大手企業か、挑戦できる小規模の外資系企業か

A社の選考では、人事の方が保険業界の先輩として親身に相談に乗ってくださり、フランクな情報交換をすることができました。また、日本支社の役員との面接の中で、海上保険分野を収益の柱にしていくために力をいれていくこと、そのために保険のスペシャリストを求めていることなどを聞き、入社の意向度があがっていきました。

最終的に、外資系保険会社A社と日系大手保険会社B社の2社より内定をいただき、最後まで悩みました。A社は自分のやりたい仕事ができるものの、将来的に撤退や事業譲渡のリスクもある。B社は安定性があるものの、本当にやりたい仕事とは異なる。家族からA社を選ぶことには反対の声もありました。しかし、自分のキャリアの集大成として、これまで築いてきたコアキャリアを活かせる環境でチャレンジしたいという想いを強く実感。家族にも理解してもらい、最終的にはA社への入社を決意しました。

事業の中核として裁量を持って活躍。キャリアの幅も拡がっています

入社後は保険アンダーライターとして、シニアのポジションを任されています。小規模の会社だからこそ、一人ひとりに任される裁量が大きく、専門性を活かしながら自分次第で業務の幅を広げていけるのが大きなやりがい。希望していた海上保険のアンダーライターとして保険引受の判断をしながら、商品に特化した営業戦略や、集客のためのセミナー運営、保険ブローカーと連携しながらの販売折衝などにチャレンジしています。入社後は、順調に海上保険分野で事業拡大を続けており、今後もさらなる成長に貢献していけたらと思っています。

担当ヘッドハンター:「大手」と「業界特化」の双方の良さ。専門性を磨いて、ハイクラスの方を支援しています

弊社は大手エージェントでありながら、各分野で専門性を持って求職者様を支援するため、業界担当がそれぞれ業界の知識を磨きながら取り組んでいます。私自身は人材紹介の仕事を始めて4年、保険業界の担当としてはまだ3年ですが、日々ハイクラスの専門職の方とのご縁をいただく中で、業界内の知見を蓄積してきました。今回のSさんも当初は経験不足に不安を感じられていたようですが、学んできた知見をベースに条件以外のソフト面の情報まで丁寧にお伝えすること、良いご縁になると確信したときは自分の考えや想いを率直にお伝えすること、また、家族にも言えない悩みをぶつけられる存在になることで、徐々に業界特化の転職エージェントとして徐々に認めていただけるようになりました。

実は今回のケースでいうと、当初A社ではポテンシャル人材の採用を目指しており、一度Sさんはお見送りになっています。けれどA社が真に求めている人物像を再定義して豊富な経験を持った人材の採用をご提案。Sさんのキャリアのニーズと合致していると強く感じたことから、お見送りとなっていた状態から今一度推薦。企業と求職者の双方に寄り添うことで、ご縁を創出することができました。

私が候補者の方と向き合う上で何よりも大事にしているのは、納得した状態で転職をしていただくこと。今回は最終的に私がご紹介したA社に決めていただきましたが、考え方次第では他社経由のB社に決める、あるいは現職に残るという決断をされることもあるかもしれません。結果的にご紹介した企業を選択されなかったとしても、Sさん自身が「いい選択をした」と最後に納得できる、そのためのお手伝いをすることが私たちのミッションであると考えています。