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外資製薬メーカーから、グローバル展開を推進する日系製薬メーカーへ【転職事例Vol.30】

世界的にもトップクラスの外資製薬メーカーで11年勤務。原薬製造やGMP(Good Manufacturing Practice)業務、生産管理業務など幅広く活躍するも、積極的な改善提案をする自身の姿勢と、変化を好まない会社の上層部との間で溝が生まれ、転職を決意。技術レベルの下がる企業への転職を迷うも、その気持ちを変えた担当ヘッドハンターの言葉とは?

転職者プロフィール

Kさん(30代 男性)
転職前:大手外資系製薬メーカーで原薬製造やGMP業務、生産管理業務を担当(年収650万円)
転職後:日系製薬メーカーの生産本部でのグローバル対応推進(年収730万円)

 

新卒で食品メーカーに就職するも、学生時代に専攻していたバイオテクノロジーに携わりたいと、世界的にも有名な外資系製薬メーカーに転職。約11年勤務し、原薬製造や生産管理、GMP責任者などを幅広く経験。

 

改善案を発信するも、変化を好まない上層部との間に溝が生まれる結果に

前職は、外資製薬メーカーとして世界的にもトップクラスの企業。そこで約11年勤務し、原薬製造とそれに伴うGMP業務、生産設備およびユーティリティーの管理業務を幅広く経験しました。
直近では、プロジェクトリーダーとしての後進育成業務やGMP責任者、原薬製造棟新規プラント立上げプロジェクトなども任され、仕事には大きなやりがいを感じていましたが、徐々に会社の上層部とのズレを感じるように。

私自身は常に「患者様のためにより良い製品を世の中に送り出したい」という熱い想いが根底にあるので、これまでも会社全体が良い方向に向かっていけるよう様々な改善案を積極的に上層部へ発信することを意識してきました。しかし、あまり大きな変化を望まない上層部との間で考え方が合わず、残念なことにそれが不当な評価を受けることにもつながってしまい、思い切って転職を決意しました。

技術力を高められ、良い製品を送り出せる環境を求めて転職をスタート

私が転職先で重視していたのが、「良い製品を世に送り出せる環境であること」「技術力を高められること」そして「転居せずに勤められる勤務地であること」の3つ。この軸で転職エージェントと会話し、転職先の方向性としては2つに絞られました。一つは前職の経験を最大限に活かせる製薬メーカー、もう一つがエンジニアリング会社です。

前職では自社内でカバーするエンジニアリング業務の範囲が広いものでしたが、業界全体を見るとカバー範囲は各社によって異なり、外注のエンジニアリング会社が担っているケースもあり、そこに特化して設備に関する技術を磨くという道も考えました。

そんなときにエリメントHRCの木村さんと面談をする機会があり、「先端技術に携わった経験は貴重な武器になるので、ぜひ活かしてほしい(活かした方がより良い条件を獲得しやすいですよ)」という話から、先端技術に力を入れる日系製薬メーカーA社の製造部門での求人をご紹介いただき、選考に進むことになりました。

技術力の下がる企業に転職する不安を消してくれたコンサルタントの言葉

グローバルでトップクラスの外資製薬メーカーだった前職と比較すると、A社のグローバル対応はまだまだこれからで、製造部門における技術レベルや品質レベルは劣る部分が多いのが選考を受ける中でも気になっていました。

エリメントHRCの木村さんは最初の面談のときから1時間半かけて私の話を聞き、考えを理解してくれていたので、このときも「前職はトップクラスだからこそ既にでき上がっていて変わらない会社。でもA社は大きな改革を進めている途中にあり、グローバル対応の豊富な経験を持つKさんへの期待も大きい。

Kさん自身も前職では難しかった積極的な改善提案をしながら、グローバルで勝負できる会社に育てていく方が、やりがいが持てるのではないですか」と言われ、はっと気付かされました。転職は人生における大切な分岐点。今考えても、木村さんに出会い、人生の重要な決断をする局面で支援していただけたことは感謝してもしきれないくらいです。

製薬メーカーか、エンジニアリング会社か、悩んだ末の最後の決め手

A社での当初の募集ポジションは、製造部の製造技術スタッフでしたが、面接をしていく中で、私の経験をより活かせる新たなポジションを別の部門で作っていただけることに。それが、グローバルのGMP基準に則って生産プロセスを作り上げていく仕事です。最終的にはこのA社と、エンジニアリング会社のB社の2社から内定をいただき、どちらも魅力的で最後まで悩みました。

木村さんにも相談し、自分は何がしたいのかを改めて考えた結果、「技術を磨くのも、全てはいい製品を患者さんに届けるため。そのためにはモノを作れるメーカーのほうがいいのではないか」という結論に至り、A社に決断。あまり年収にはこだわっていませんでしたが、提示年収としてはA社の方が100万円ほど高く、どちらもやりたい仕事であるなら年収は高い方がいいというのも決め手の一つになりました。

退職交渉や引き継ぎの関係で入社まで少しお時間をいただきましたが、事前に木村さんが調整していてくださったおかげでスムーズに入社まで進むことができました。

品質改善プロジェクトのリーダーとして国内最高品質を目指して推進中

日本発のグローバル・スペシャリティファーマを目指して、大規模な改革を進めているA社。現状は入社前に想像していたとおり、前職よりGMPレベルが劣る環境のため、私自身が前職で培ってきた経験に高い期待を寄せられています。実際に入社してすぐに品質改善プロジェクトのリーダーに任命されることになり、現在は国内最高品質を目指してプロジェクトを推進中。

前職で実現できなかった改善への取り組みが前向きに取り入れられること、自身の仕事による影響力の大きさを感じながら働けることが大きなやりがいとなっています。またA社ではエンジニアリング領域をグループ会社で担っているため、両方の経験を持つ私が両者の間をつなぐのも大きなミッション。今後は会社の成長と共にさらに業務領域を広げていきたいと考えています。

担当ヘッドハンター:候補者が「知らなくて選べない」ではなく「知っていて選ばない」状態を作りたい

Kさんは非常に熱い想いを持った方で、最初の面談のときから「何をしたいのか」ということを本質的に捉えて提案することを重視して向き合ってきました。個人的にも価値観が似ている点もあり、自身の保身よりも部下を守る姿勢に強く共感する場面も。

また、弊社はメディカル領域に特化した転職エージェントであることから、多くの人の命を救う無限の可能性を秘めている先端技術の経験の価値を知っています。Kさん自身のキャリアにおいて大きな武器になりますし、この経験を捨ててしまうのはKさんにとっても日本の製薬業界にとっても大きな損失であるという想いが私の中に強くありました。だからこそ、前職の経験を活かしながら新たなやりがいを見い出す転職支援ができたことを嬉しく思います。

私自身がこの仕事で大切にしているのが、候補者が「知らなくて選べない」ではなく、丁寧な情報提供によって「知っていて選ばない」という状態を作るお手伝いをすること。もう一つは、絶対に嘘をつかないということ。私経由で転職をしなくても、その方にとって一番いい選択をしていただくことが最優先。
ときに他社経由での案件の方が候補者が活躍できると思えば、そちらをお勧めします。こうしたスタンスにより入社後の早期退職はここ数年0名。
今後も、候補者の意向と性質を見極めた長期的なキャリアを支援していきたいと思っています。