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転職時の市場価値とは?どう決まる?転職市場価値を高めるために行うべきこと

日本では長らく終身雇用が美徳とされてきたこともあり、転職活動に慣れている人や、自分が社外でどの程度通用するのかを意識してキャリア構築しているビジネスパーソンは少ないのが現状です。 では、初めて転職活動をするにあたり、自身の市場価値をどう認識すると良いのでしょうか。もしくはゆくゆくの転職を考えた時、自身の転職市場価値を高めるために行うべきことはどんなことでしょうか。詳しく解説します。

転職時の市場価値とは?

転職活動においては、いつでも、どの企業でも、門戸が開かれているわけではなく、その時その時で、企業が必要と思う人材を募集し、採用が決まっていきます。

刻々と動き続ける転職市場を、経済用語の需給バランスで、なぞらえて生まれた表現

転職市場価値とは、「企業ニーズの高さ」×「保有スキル・経験(実績を生み出した思考・行動方法)の先進度・希少性・再現性」×「社会人年次に合わせた期待度合い」により、相対的に多くの企業から求められやすいかどうかの度合いを表した用語です。
その方が、多くの企業が求めるスキル・経験を再現性高く保有しており、社会人年次に照らした活躍への期待値に合ったポジションにある場合、転職市場価値が高いと表現します。

当然ですが、転職市場価値はモノサシの一つに過ぎず、個人の人間性を規定するものではありません

転職市場価値が高いから、どんな転職活動も必ず上手くいくということもなく、逆に転職市場価値が低いから、転職できないということでもありません。あくまで経済用語になぞらえて表現した相対的なモノサシの一つに過ぎませんので、転職活動においては、ご自身を信じて行動することをお勧めします。

ただ、モノサシの一つとして転職市場価値を意識しておくことも大切なことです。たとえば、一つの会社で長く働いてきた方の中には、その会社でのみ通用するスキルや社内人脈には長けているものの、どの会社でも求められるポータブルスキルや社外人脈には大きな強みが無い方もいらっしゃいます。そのような場合は、他の会社・業務への転用可能性が低い=転職市場価値が低いと見られることがあります。より社外で求められる人材となるために、転用可能性が高いスキル・経験・人脈を強化されることをお勧めいたします。

自分の転職市場価値を知るには

今すぐ転職したいわけではない方も、いざ転職をする際、気が付いたら時遅しとならないよう、転職市場価値を意識しておくことをお勧めします。自身のキャリアの社外的な評価について把握したい場合、いくつか方法がありますので、ここでご紹介します。ただし、あくまで、相対的な目安であって絶対価値ではない点をご留意ください。

転職サイトやビジネスSNS等に登録し、企業やヘッドハンターから届くスカウトの量・質等で把握する

無料で登録できるサービスがたくさんあり、手軽に始められる方法の一つです。転職サイトやビジネスSNS等に登録をすると、あなたのレジュメに興味を持った企業やヘッドハンターからスカウトが届きますので、その内容からどんな求人や企業の募集が自分に可能性がありそうなのか、把握することができます。ただし、登録レジュメが簡易な場合、企業やヘッドハンターはあなたのキャリアについて正しく判断できないため、実際に応募する際はより詳細なスキルや経験で判断されるのでご注意ください。

複数のヘッドハンターと面談し、フィードバックを受ける

こちらも無料で受けられるサービスで、転職エージェントに登録することで、多くの人材の転職支援をしてきた経験豊富なプロフェッショナルから、客観的な視点で話を聞くことができます。異業界へ進める可能性や、明確に目指す方向性がある方の場合は具体的なステップの踏み方、積んでおくとよい経験や資格など、現実的なアドバイスがもらえます。

実際に企業に応募し、転職活動を行ってみる

現時点で、企業のニーズと自身の経験・スキルがどの程度合致するかを把握することができます。ただし、企業人事は、自社が求める要件に合うか合わないかで判断することがほとんどで、異業界の経験者のスキル転用性などには詳しくないケースが多々あります。そういった場合は、ヘッドハンターの方があなたのスキルを活かせる新たな可能性を提案できることがあります。

副業など他の企業等で働く経験を積んでみる

副業解禁の流れが加速しており、本業と両立しながら他社を経験できるチャンスが広がってきています。これまでとは仕事の進め方や前提が異なる組織で働くことによって、自分には何ができて何ができないかがはっきりと分かりやすいというメリットがあります。また、周りからよく相談されることがあれば、世の中で困っている人が多い分野であることの裏返しであり、自分が解決できる強みや専門性があると言えます。

転職市場価値を高めるには

分かりやすい転職市場価値として、スキル・資格コレクターを思い浮かべる方もいますが、そう単純なものではありません。意識を変えて今の仕事に取り組み、努力と成果を積み重ねることが、将来の市場価値を高めることにつながっていきます

保有スキル・経験を棚卸し、社外で通用するもの/社内でしか通用しないものを意識する

転職市場価値とは、社外への転用可能性の話であると述べました。
そこを正しく把握するために、まずは自身が培ってきた経験・スキルを言語化した上で、社外で通用するもの・社内でしか通用しないものを分けてみましょう。社外で通用するものが複数あれば、該当する業界・職種への転職可能性はあると言えます。
社内ルールの中で社内の人間とのみ業務を行っていることがほとんどの場合、経験・スキルにどの程度汎用性があるのか分かりにくいことが想像できますので、他社の類似の業務の方と比較して判断していただくことをお勧めします。
使用ツールに関しては、世の中に多く流通しているものの場合、多少社内ルールが異なっていても汎用性があると見てもいいでしょう。また、実務に関連する業界知識・商習慣の理解なども、転職希望先によっては評価される対象となりますので、忘れずに確認してみてください。

現状を把握し、今後の希望に照らして身につけたい経験・スキルを見つけたら、今の仕事を通して関われるように働きかけ、積極的に機会を作っていきましょう。

職務経歴に明記できるよう、今の仕事で成果を出すこと

成果を出すに至った思考や行動方法こそ、入社時に再現してもらえる財産と期待して企業は評価します。ある意味、職務経歴に書ける成果とそこに至る努力・工夫の痕跡こそ、その方の転職時の市場価値を表現しているものと言えます。
若手会社員の場合、仮に有名大手企業にポテンシャルで採用されれば、一定のスクリーニングを受けた人材として数年は評価されるかもしれません。しかし、社会人年次があがるにつれて、何をしてきた人なのかということが評価の中心となります。

一足飛びに市場価値を高める方法というものはなく、積み重ねていくことで形成され、獲得していくものといえるでしょう。